[12.3 ブンデス2部第16節 ダルムシュタット 1-3 デュッセルドルフ]

　ブンデス2部は3日、各地で第16節を各地で行い、日本代表MF田中碧が所属するデュッセルドルフは敵地で2位ダルムシュタットと対戦し、3-1で勝利した。2試合ぶりの先発出場となった田中はボランチでプレー。後半アディショナルタイムに交代でピッチを後にした。

　試合は前半16分に動く。デュッセルドルフのMFヤクブ・ピョトロフスキが右サイドからゴール方向に斜めのパスを入れると、ペナルティーエリア手前で受けたMFマルセル・ゾボトカがすぐさま横パス。FWロウべン・ヘニングスがダイレクトでゴール右隅に流し込んだ。

　前半41分、デュッセルドルフがさらにリードを広げる。敵陣地中央、左サイドでフリーキックを得ると、DFハリド・ナライが右足でゴールに向かうボールを蹴り込む。鋭いクロスは、一度は相手DFにクリアされたが、こぼれ球をヘニングスが左足一閃。ゴール前でブロックに入ったダルムシュタットMFクラウス・ギャスラの右足を弾きネットを揺らした。

　デュッセルドルフの2点リードで前半を折り返すと、後半はダルムシュタットペースで試合が進む。アウェーチームは、後半15分までに2度のピンチを迎えるがGKラファエル・ボルフがビッグセーブを連発し、難を逃れる。

　すると後半30分にデュッセルドルフに追加点。ナライがペナルティーエリア内でボールを受けると、カットインから左足を振り抜いた。地を這うようなシュートは、ダルムシュタットGKマルセル・シューエンの手の届かないゴール右隅に突き刺さり、リードは3点差。敵地で勝利を手繰り寄せる。

　しかし、ホームのダルムシュタットも反撃に出る。後半40分、DFファビアン・ホーランドがペナルティーエリア内でデュッセルドルフのGKボルフに倒されPKを得ると、FWフィリップ・ティーツがキーパーの逆を突き右隅に決めた。

　試合はその後、両チームともにゴールは生まれず、デュッセルドルフが3-1で勝利した。田中は攻守に奮闘。後半アディショナルタイムまでプレーした。

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