城西大が劇的な展開のゲームを制して関東リーグへの最後の椅子をつかみ取った。

　4日に行われた関東大学さっかーリーグ戦2部プレーオフで立教大(2部10位)と戦った城西大は、試合終盤の後半40分にMF辰柳直輝(4年=加茂暁星高)が混戦を押し込んで先制。勝つしか昇格の可能性がない城西大がスコアを動かすことに成功する。

　しかしアディショナルタイムに大きなドラマが待っていた。まずは後半アディショナルタイム2分、立教大はMF長谷川佳輝(4年=三菱養和SCユース)のアシストからFW宮倉樹里杏(4年=川越東高)がゴールネットを揺らし、試合を振り出しに戻す。引き分けだと上位リーグのチームが残留を決めるレギュレーションのため、立教大が一歩前に出た。

　だが喜びは束の間だった。城西大はアディショナルタイム5分、相手のクリアボールを拾ったFW森田翼(4年=青森山田高)が劇的な勝ち越し弾。最終盤に二転三転したゲームを制した城西大が、2011年以来11年ぶりの関東2部リーグ昇格を決めた。一方の立教大は来季、5年ぶりに東京都リーグを戦うことになった。

22シーズンの関東大学リーグ
▽1部
流通経済大
駒澤大
明治大
法政大
早稲田大
筑波大
国士舘大
順天堂大
桐蔭横浜大
拓殖大
東京国際大
東洋大

▽2部
立正大
慶應義塾大
東京学芸大
日本体育大
中央大
関東学院大
東海大
日本大
産業能率大
明治学院大
青山学院大
城西大

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●第95回関東大学L特集