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大宮キャプテンMF三門雄大は大粒の涙、声詰まらせ「本当に苦しいシーズンで…」

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貴重な逆転ゴールを挙げたMF三門雄大

[12.5 J2第42節 大宮3-1群馬 NACK]

「本当に、苦しいシーズンで…」。大宮アルディージャMF三門雄大はそう切り出すと、大粒の涙を流し、声を詰まらせながらサポーターにあいさつした。

「なかなか皆さんに楽しい思いやうれしい思いをさせてあげられなくて、ここまで残留も引っ張ってしまって本当に苦しかった。最後に河本(裕之)さんを笑顔で送り出したい思いもありました。こうやって大宮を支えてくださっている全ての皆さんの前で残留を決めることができて、すごく嬉しく思っています」

 苦しいシーズンだった。一時は14試合連続勝利がなく、J2最下位にも低迷。監督交代を経ても、最終節まで熾烈な残留争いに巻き込まれた。勝てば自力で残留を決められたが、引き分け以下の場合は他会場の結果次第という厳しい条件で、群馬との直接対決を迎えた。

 1-1で迎えた前半35分、右サイドをえぐったDF馬渡和彰が折り返し、FW菊地俊介が後ろに落とすと、反応したのは三門。右足で巻いた鋭いシュートでネットを射抜き、貴重な逆転ゴール。「サポーターの皆さん、チームのみんなの思いが乗った魂が入ったボールだったと思う」。今季限りで現役を引退するベンチのDF河本裕之を囲んで歓喜の輪をつくった。

 後半22分にはFW河田篤秀が3点目を挙げ、残留を決定づけた。7試合ぶりの白星でシーズンを締めくくり、苦しみながらも16位でシーズンを終えた。

「苦しい中でも、大宮を支えてくれている全ての皆さんが僕たちのことを信じて、後押しをしてくれたおかげで、こうして残留を決めることができました。まだまだ成長していかなければいけない部分はたくさんあります。1日1日を大事にして、もっともっと皆さんの前でいいプレーをお見せできるように取り組んでいきたいと思います」

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