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東京VルーキーDF深澤大輝が最終節でプロ初ゴール! Jの強度学び17試合出場「いろんな方々のおかげで成長できた」

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プロ初ゴールを祝福されるDF深澤大輝

[12.5 J2第42節 東京V 3-0 相模原 味スタ]

 プロの壁を乗り越えてきた東京ヴェルディのルーキーが、シーズン最終戦で待望の初ゴールを奪った。

 2-0で迎えた後半32分だった。東京Vは左サイドを攻め上がったMF梶川諒太のシュートを皮切りに波状攻撃を展開。エリア内でセカンドボールを拾ったDF深澤大輝のシュートは相手ディフェンスに阻まれたが、次のDF福村貴幸のシュートが梶川に当たって止まると、これに詰めた深澤が落ち着いてネットを揺らした。

「自分でシュートを打って、そこ(1本目のシュート)で決めたかったけど、フクさん(福村)がシュートして、カジくん(梶川)のところでボールが溢れてきた。持っているなと思った」(深澤)

 右サイドバックを本職とするが、エリア内への侵入は中央大時代から「こだわってきた部分」。さらに東京Vでは「そこでボールが来そうだなというのはヴェルディの選手は分かりやすい。練習をやっていて共通し合える」といい、アカデミー時代から積み上げてきた“ヴェルディらしさ”も体現するゴールだったようだ。

 今季の開幕直後は度重なる肉離れにより戦線離脱が続いていたが、終わってみれば17試合に出場。ラストゲームでは初ゴールも記録し、大きな手応えを得られる一年となった。

 着実に出場機会を得られた要因としては、「(離脱が続いた序盤に)練習をメンバー外の選手たちとやっていく中で、みんなが『試合に出て活躍するんだ』という思いを持っていてブレずにできた」というメンタル面の刺激が大きかった様子。またプロへの適応も進んでいるという。

「プロに入って一番思うのは強度の高さ。今まで肉離れをしたことがなかったのに、そこに身体がついていかなくて合計3回もして、足首捻挫も続いてしまった。ただリハビリをしていく中でトレーナーやフィジカルコーチと話して、体を鍛えていくためにジムに行ったり、そういったメニューをさせてもらったりして、いろんな方々のおかげで成長できた」

 プレー面では「もっと落ち着いてクロスやシュートをするのは課題。もっと精度を上げなければならない」と攻撃参加に課題を見出す一方、「やれると思ったのは守備のところ。もともと守備の選手だと思っていて、攻撃でゴール前に飛び出すのはプラスアルファでやっていきたいが、守備をベースにやっていくところでは手応えがある」と持ち味には自信をつかんだ様子。ルーキーイヤーでの経験を糧に、来季はさらなる活躍を見せる構えだ。

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