愛媛FCの元日本代表MF山瀬功治が6日、自身のツイッター(@yamasekoji0922)で“フライング発表”を行った。

　山瀬は同日の13時29分の投稿で「先程チームから契約満了の提示を受けました」とクラブに先駆けて自ら報告。その後、クラブ公式ツイッター(@ehime_fc)でも同日18時過ぎに正式発表されたが、「動向を気にされているファン、サポーターの方も多かったので、チームに許可をもらった上で取り急ぎご報告させて頂いた次第です」と、自分を気にかけるファンやサポーターに配慮し、なるべく早く知らせたいという思いがあったようだ。

　現在40歳の山瀬はこれまで札幌、浦和、横浜FM、川崎F、京都、福岡と渡り歩き、2018年シーズン終了後に契約満了で福岡を退団。2019年に加入した愛媛では毎年コンスタントに出場し、今季もJリーグ22年連続ゴールを記録するなど、健在ぶりをアピールしていた。クラブ公式サイト上では複雑な心境も明かしている。

「僕個人としては、この3年間持てる力の全てをチームに注いできたつもりですし、やってきたことに何ひとつ悔いはありません。ただ、プロサッカー選手として生きている以上、常に向上心を持ち少しでも上手くなりたい、他の選手に負けたくない、という意識で日々過ごしているので、年齢による衰えや将来性が大きな判断材料になる事は十分承知の上ですが、それらの要素を覆すほどの力をクラブに示せなかったことは悔しいです」

　今後については「まだ何も決まっていません」としつつ、「現役を続ける意思だけは変わりません」と明言。「前回同様、厳しい道になるでしょうが自分らしく歩みたいと思います」と次なる挑戦に目を向けた。

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