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欧州CL組合せ抽選で前代未聞のミス! A・マドリー指摘で再抽選の可能性浮上

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不適切な手続きで引かれたバイエルンのカード

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は13日、決勝トーナメントの組合せ抽選会を開催した。ところが抽選会の終了後、前代未聞とも言える抽選条件のミスが発覚。『ESPN』など複数メディアによると、一度行われていた抽選結果がリセットされ、異例の再抽選が行われる可能性が浮上しているようだ。

 ミスの発端となったのは2カード目の抽選。ノンシード枠でビジャレアル(スペイン)のボールが引かれた後、対戦相手となるシード枠のボールを引く際にマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)が出た。両チームはグループFで対戦していたため、本来であれば実現し得ないカード。ミスに気づいた大会責任者はマンチェスター・Uのボールを取り除いて再び抽選を再開し、ビジャレアルはマンチェスター・シティ(イングランド)との対戦が決まった。

 ここで終われば論理上は問題のない抽選だったが、そこからさらにミスが重なった。3カード目のノンシード枠でアトレティコ・マドリー(スペイン)のボールが引かれると、大会責任者は直前に取り除いたマンチェスター・Uのボールを再び除外。本来取り除く必要があった同組リバプール(イングランド)のボールは入ったままで抽選が行われ、ドイツ王者のバイエルン(ドイツ)との対戦が決まった。

 その後も引き続き抽選会は行われ、全8カードが出揃い、組み合わせが決まったかと思われた。ところが抽選会の終了後、A・マドリー側からミスを指摘する声が挙がり、大会サイドが審議を実施。異例の再抽選が行われる可能性が出てきた。

 A・マドリーは公式Twitter(@Atleti)を通じて「チャンピオンズリーグのラウンド16ドローでのミスについて、説明と解決を求め、UEFAと話し合っている」と伝えている。

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