beacon

相手がベンフィカからパリSGに変更…異例のCL再抽選にレアル側が不満「理解できない」「あからさまな歪曲」

このエントリーをはてなブックマークに追加

レアル・マドリーが再抽選に不満

 異例のやり直しとなったUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の抽選にレアル・マドリー側が不満を示しているようだ。ドイツの通信社『ラプトリー』が伝えている。

 欧州サッカー連盟(UEFA)は13日、欧州CL決勝トーナメントの組合せ抽選会を実施。レアルの相手は当初、ベンフィカ(ポルトガル)となっていたが、運営側のトラブルによる再抽選でパリSG(フランス)に変更となった。

 UEFAは前代未聞の抽選やり直しについて「どのチームが対戦可能かをオフィシャルに指示する外部サービスプロバイダーのソフトウェアによる技術的な問題があり、重大なエラーが発生した」と説明している。

 このドタバタ劇に、レアルのスポークスマンであるエミリオ・ブトラゲーニョ 氏は「今日(抽選会で)起こったことは、地球全体が見ていた。この素晴らしいスポーツの何百万人ものファンが見ていたことを考えると、これは非常に驚きだし、嘆かわしいことで、理解するのが難しいと言いたい」と苦言を呈した。

 また、スペイン『カデナ・セール』によると、クラブ側は再抽選の結果が出た後に「あからさまな歪曲だ」とUEFAの対応を非難したという。

 その一方でブトラゲーニョ氏は「パリSGは多くのスター選手を擁する非常に強力な相手であり、あらゆる意味で特別な2試合になることは明らかだ。そういった難しさをしっかり認識した上で、熱意を持ってこの試合に臨みたい」とも語った。

 相手のパリSGには、昨季まで主将としてレアルをけん引したDFセルヒオ・ラモスが所属している。

 ブトラゲーニョ氏は「彼はレアル・マドリーのレジェンドであり、私たちは彼の成功を願っている。また、彼がこのサンティアゴ・ベルナベウに来たときには、ファンからのあらゆる愛情を受けることになるだろう。彼は別のユニフォームを着て来るだろうが、それでも私たちのクラブのレジェンドであることは間違いない」とリスペクト。「ファンの皆さんにとって非常に魅力的な試合であり、世界的に見ても最高のゲームの1つになる」と対戦を心待ちにした。

●チャンピオンズリーグ(CL)21-22特集
●ラ・リーガ2021-22特集

TOP