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冨安にパスを出さないと話題になったアーセナル同僚に英紙見解「信頼していない説が有力だったが、より可能性が高いのは…」

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アーセナルに所属するDF冨安健洋

 アーセナルのDFベン・ホワイトがチームメイトのDF冨安健洋にパスを出さなかった理由について、イギリス『デイリー・メール』が14日の記事で見解を示した。

 ともに今季からアーセナルの一員となった冨安とホワイト。加入当初、センターバックのホワイトが右サイドバックの冨安にパスを出さないことが日本でも話題になった。

 冨安はDAZNで配信されている『内田篤人のFOOTBALL TIME』で元日本代表DFの内田篤人氏とオンラインで対談した際、「センターバックからサイドバックのパスって、“ハメパス”(味方に余裕がない状態でのパス、相手のプレスにハマり、ボールの奪いどころになるパス)になることがあるじゃないですか。僕もセンターバックをやっていて、サイドバックへのシンプルなパスは一番最後の選択肢ぐらいなんですよね」と説明。デュッセルドルフMF田中碧とも話して「彼はいい選手」という結論に至ったことを明かしていた。

 同紙は上記の発言を踏まえ、「アーセナルのファンは、5000万ポンド(約76億円)で獲得したセンターバックのホワイトが、試合中にしばしば冨安にパスを出さなかったことに気づいている。だが、8月末にボローニャから1700万ポンド(約26億円)で加入した冨安は、それがホワイトの強い守備意識とゲームを読む力を示していると考えている」とレポートしている。

 また、「ホワイトは日本代表選手をピッチ上で信頼していなかったという説が有力だった」としつつ、「しかし、より可能性が高いのは、(リーズ指揮官の)マルセロ・ビエルサがその部分を指導したということだろう」と指摘。ホワイトが2019-20シーズンに当時2部のリーズでビエルサ監督の下でプレーしていたことに触れ、「アルゼンチン人のボスは、センターバックがサイドバックのエリアに横パスを出すことを嫌っていると考えられている」と、同指揮官の指導がアーセナルでのプレーにも表れているとした。

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