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「一個いいですか?」取材終了にストップかけた大分GK高木駿、国立来場のサポーターに伝えたいこと

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大分トリニータGK高木駿

 大分トリニータは18日、国立競技場で天皇杯決勝・浦和レッズ戦の前日公式練習を行った。練習終了後、決勝進出に大きく貢献したGK高木駿がオンラインで報道陣の取材に対応。質疑応答の後には、取材終了を告げたJFA広報スタッフに異例の“延長戦”を依頼し、サポーターに向けてメッセージを送った。

「一個、いいですか?サポーターに向けてということで」。

 会見の終了間際、突然そう切り出した高木は「とにかく明日はたくさんのサポーターが来てくれると思うし、本当に全身全霊で相手にぶつかっていきたいと思っています」と宣言。大勢の来場が見込まれるサポーターに向けた、真摯な決意表明かと思われた。

 ところが、高木の言葉はここで終わらなかった。

「今日スタジアムで練習していて、スタジアムがめちゃくちゃ寒かったので、ぜひスタジアムに来る人はあったかい格好をして来ていただきたいと思います。業務用の冷蔵庫にいるような寒さだったので、晴れてはいたんですけど、国立は屋根で囲まれているので、中がだいぶ冷えていましたよね(笑)」。

 高木が懸念していたのは、遠く九州からもやってくるであろうサポーターの防寒対策。「僕たちはサッカーをするのであったかくなるんですけど、見ている人はずっと座っていることになると思うので、あったかい格好で風邪を引かないように。そして感染対策バッチリで来てください。以上です!」。まさに“温かい”言葉を残し、颯爽と取材画面から去っていった。

(取材・文 竹内達也)
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