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マジョルカ監督、久保建英とイ・ガンインの共存について「同時起用でチームはフィジカル失う。今日は久保が素晴らしく、ガンインがやりにくそうだった」

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 マジョルカは19日にラ・リーガ第18節、敵地ロス・カルメネスでのグラナダ戦に臨み、1-4の敗戦を喫した。ルイス・ガルシア・プラサ監督は試合後、日本人MF久保建英と韓国人MFイ・ガンインの共存の問題点を挙げている。

 この試合では久保とイ・ガンインがスターティングメンバーに名を連ねたが、2人の先発からの同時起用は久保が右ひざを負傷したラ・リーガ第6節レアル・マドリー戦以来2回目のこととなった。右サイドハーフの久保は、鮮やかなサイドチェンジから1-1とする同点ゴールの起点になるなど、前半を中心に躍動。その一方でトップ下のイ・ガンインは、グラナダの先制点のきっかけとなるボールロストがあるなど精彩を欠き、後半の早い段階で交代となっている。

 ルイス・ガルシア監督は試合後、ともに卓越した技術を売りとする日韓2選手の同時起用について、チームがフィジカル的な強さを失う諸刃の刃との見解を示している。

「実際、私たちはとても体格が小さいチームとして、この試合に臨んだ。彼らを一緒に起用すればチームはフィジカルを失ってしまう。イ・ガンインとタケは似た特徴を持つ選手たちだが、しかしアントニオ・サンチェスは少し痛めていたし、選手起用に関する選択肢はほとんどなかったというのが現実だ。今日、イ・ガンインはやりにくそうで、逆に久保はとても素晴らしかった。イ・ガンインがほかの試合で素晴らしかったようにね」

「私たちは多くの負傷者を抱え続けているが、クリスマスバケーション後から少しずつ復帰してくるはずだ。1月と2月にライージョ、ホッペ、アマトを取り戻せるだろうし、それが私を楽観的にさせてくれる」

 同指揮官はその一方で、後半アディショナルタイムに2点を決められるなどしたこの一戦のスコアが、試合内容を反映していないとの考えも述べた。

「この試合は結果以上に均衡していた。いずれにしても、ペナルティーエリア内で手にする結果が全体の結果を左右してしまう。こうした形の敗戦は痛ましいし、1-4というスコアはあまりに誇張され過ぎている。効果性が結果を決めるとしても、両チームのプレーを考えれば大袈裟なスコアだよ」

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