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早稲田大から4人のJリーガー、外池監督が巣立つ“同期”にエール「自分が楽しみ、他人を楽しませる存在に」

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左から田中雄大、上川琢、加藤拓己、田部井悠

 早稲田大は22日、Jリーグ加入内定選手記者会見を行い、主将MF田中雄大(4年=桐光学園高/ファジアーノ岡山内定)、FW加藤拓己(4年=山梨学院高/清水エスパルス内定)、GK上川琢(4年=湘南ユース/福島ユナイテッドFC内定)、MF田部井悠(4年=前橋育英高/ザスパクサツ群馬内定)の4選手が出席した。

 なお同日、FW杉田将宏(4年=名古屋U-18)がアルビレックス新潟シンガポールに入団することが発表になっている。

 会見に同席した外池大亮監督も同校のOBで、現役時代はベルマーレ平塚(現湘南)や横浜F・マリノスで活躍。プロ生活11年を経験した。18年にア式蹴球部の監督に就任。今年の4年生は、就任1年目で入学した“同期”だった。

 “同期たちへのはなむけ”として激励の言葉を送った外池監督。「僕自身、自分が楽しみ、そして他人を楽しませる存在であれという思いで最後は現役生活をやっていた。今の学生は家族、仲間に支えられてこれまで生きてきたと思うが、これからは彼ら自身が、地域、サポーターに応援される存在になること、そういう人たちを逆に応援していけるような存在になっていってほしいと思います」とエールを送った。

以下、4選手のコメント
●田中雄大
「高校時代はプロサッカー選手はなりたいもの、輝かしいものと捉えていた。大学ではもちろん輝かしい部分は持ちながらも、なぜプロになるのか。違う道もあった中で、プロサッカー選手を選ぶ決断が出来たと思います。初めてスカウトの中島健太さんに声をかけていただいた時も、試合の翌日に審判をしに行ったときでした。それがきっかけで内定を頂けたということは、大学に来て意識していたことが評価された部分だと思うので、嬉しく思います。岡山は子供たちに夢をというビジョンを掲げている。自分自身もそのビジョンを体現する選手になっていきたい。1年目の目標は試合に出てチームの勝利に貢献すること。プレーだけでなく地域の方々とのふれあいでプロサッカー選手像を作り上げていきたい。将来的には日本代表でキャプテンになれるくらいの選手になりたいと思います」

●加藤拓己
「プロサッカー選手としての一歩を踏み出せるのは、たくさんの方々の支えがあったおかげだと思います。だけど小さいころから抱いてきた夢が叶うという中で、今は正直怖さの方が強い。今まで好きだったサッカーが仕事になるからです。でもサッカーの持っている力は無限大だと思っている。外池さんにはずっと加藤らしくということをずっと言われてきた。プロに行っても加藤らしく生きていきたい。自分はエスパルスが大好きなので、エスパルスが日本のサッカーを引っ張って行けるようなクラブになるための力になる、象徴的な選手になることが目標です。その先に日本代表、W杯優勝の夢が見えてくる。地域のみなさんの誇りになれるように頑張りたいです」

●上川琢
「父親であったり兄弟の影響でサッカーを始めた中で、最初はFWだったけど、途中でGKに転向したこれまでのサッカー人生でしたが、多くの方々が支えてくれました。大学でもピッチ外で悩んでいた時に仲間や後輩、頼もしい先輩が支えてくれた。これからも感謝を忘れずに生きていきたいと思います。クラブスローガンの“繋がりタオす”という言葉も自分にフィットしている。地域の方々ともに福島をより盛り上げられるように頑張りたい。1年目の目標は怪我をしないこと。特別指定選手になって行ったときに、宇佐美(宏和)さんが言っていたことにインパクトがあった。その上でチャンスを掴めるから大事だと思っています」

●田部井悠
「これからも人としてもサッカー選手としても成長していきたい。プロサッカー選手になったからといって地位が高くなったわけではない。そこは奢ることなく、日々高みを目指して頑張っていきたい。サッカー選手としては点を取り続けられる選手になりたい。1年目の目標は10得点に絡むこと。試合に出たときには結果を残せる選手になりたい。ここのメンバーや高校時代のメンバーなど刺激になるメンバーが多いので、そこに負けないように一歩ずつ成長していきたいし、地元のクラブでプロキャリアをスタートさせられるので、自分が育ったように、特に子供たちに夢を与えられるように、明日頑張ろうって思ってもらえるように、日々行動していきたいと思います」

(取材・文 児玉幸洋)
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