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福岡MF吉岡雅和が山口に完全移籍、長文メッセージで別れ「試合に出て活躍しても誰一人驕ることなく…」

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 レノファ山口FCは23日、アビスパ福岡のMF吉岡雅和(26)が完全移籍で加入することが決まったと発表した。吉岡は今季、長崎から福岡に加入。J1リーグ戦で9試合1ゴールを記録していた。

 吉岡は山口を通じて「レノファ山口の勝利に貢献できるよう全力で戦います。チームの目標達成の為に自分が持っている力は全て注ぎます。そして、ファン・サポーターの皆さんと多くの喜びを共有できることを楽しみにしています。これからよろしくお願いします」と意気込みを述べた。

 また福岡を通じては長文で別れのメッセージを送っている。

「この度、レノファ山口に移籍することになりました。アビスパ福岡に関わる全ての方々、2021年シーズン沢山のご支援、ご声援ありがとうございました。まだまだコロナ禍でスタジアムへの入場制限もあり声を出しての応援も出来ない中で、ジンクスを打ち破ることが出来たのは最高の雰囲気を作っていただいたおかげです。

僕自身、リーグ戦での出場が少なくチームの勝利に貢献することは少なかったですが、この1年アビスパ福岡の一員としてプレーできて良かったです。メンバー外の練習で手を抜く人はもちろんいませんし、それぞれが高め合う。試合に出て活躍しても誰一人驕ることなく努力を怠らない。当たり前のようですが、これを1年間続けるのは本当に難しいことです。僕はみんなのそういう姿を見て、腐ることなくやり続けられました。それぞれが支え合って戦い抜いた1年間で、選手としても人としても成長することが出来ました。僕は今年一緒に戦ったメンバーを誇りに思います。チームの雰囲気もすごく良く、アビスパ福岡はJ1で戦い続けるべきチームだと感じました。一緒に戦えないのは残念ですが、これからの戦いも楽しみにしています。

また、個人的にJ1での初出場、初ゴール、初アシストをアビスパ福岡で記録できたことも嬉しく思います。特にアウェイのセレッソ大阪戦での初ゴールは忘れられません。いつまでも僕の心の中に残るゴールだと思います。

最後にファン・サポーターの皆さん、1年間という短い間でしたがありがとうございました。充実したシーズンの中で、唯一悔いがあるとするなら、サポーターの皆さんと関わる時間が少なかったことです。練習見学もできない状況でなかなかファンサービスができず申し訳ないです。ですが、毎回僕の横断幕やゲーフラを掲げてくれたり、29番のユニフォームを着て来場してくださる方々、SNSで応援メッセージを送ってくださる方々の言葉などが僕の力になっていました。チームは変わりますが、アビスパ福岡サポーターの皆さんに活躍している姿を見せれるようこれからも頑張ります。本当にお世話になりました」

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