本山、マルキーニョスが2発!鹿島が6-0でACL2連勝
[3.19 ACL・GL・F組第2節 鹿島(日本)6-0ナムディン(ベトナム) カシマ]
ACLグループリーグ第2節が19日、行われ、昨年のJリーグ王者・鹿島はホームでナムディン(ベトナム)に6-0と圧勝し、2連勝でF組首位を守った。これでJリーグを含めて公式戦4連勝となった。
鹿島は16日のJ1第2節・東京V戦から中2日ながら、先発11人を変えずにベストメンバーで臨んだ。初戦で北京国安(中国)にホームで1-3で敗れたナムディンは5-4-1の守備的布陣を組んだ。
試合は序盤からホームの鹿島がゲームを支配した。前半2分にMF小笠原満男(28)、7分にDF新井場徹(28)、20分にMF青木剛(25)がシュートを放つなど、2、3列目からの飛び出しも数多く、波状攻撃でナムディンを押し込んだ。前半26分には小笠原、FWマルキーニョス(31)とつなぎ、最後はMF本山雅志(28)の放ったループ気味の右足ボレーがGKの頭上を越え、ゴール右上隅に吸い込まれて先制点。試合の主導権を完全に握った。
ボール支配率を高める鹿島だが、その後は集中力を欠いたミスパスも目立ち、ラストパスの精度を欠くなどなかなか追加点を挙げられない。前半の1-0は明らかに不満の残るスコアだった。
しかし、折り返しの後半、きっちりと修正してくる。立ち上がりの4分、小笠原が左サイドに走り込んだ本山にパスを送ると、本山はドリブルで中央に切り返してDFを振り切り、右足でニアサイドを破った。本山のこの日2得点目が待望の追加点。後半13分には相手クリアミスからMF野沢拓也(26)→本山→野沢のワンツーで野沢が右サイドを抜け出し、ゴールラインぎりぎりから折り返すと、フリーのマルキーニョスがヘディングで押し込んだ。セーフティリードに入る3点目で試合を決定づけた。
後半23分、DF内田篤人(19)の右クロスにマルキーニョスが頭で合わせて4-0。後半29分には野沢の右CKにFW田代有三(25)が打点の高いヘディングでゴール右に叩き込む。後半ロスタイムにも途中出場のMFダニーロ(28)が6-0とするゴールを決め、怒涛のゴールラッシュを締めくくった。
J1、ACL含めた4連勝中に積み上げたゴール数は21。中でも4戦連発の計8ゴールとなったマルキーニョスの充実ぶりは目覚ましい。守備陣も12日のACL第1節クルンタイバンク戦の1失点のみに抑えるなど鹿島がJリーグチャンピオンの貫録を見せつけている。
以下、試合後のテレビインタビューでのコメント。
●オリヴェイラ監督
「いい勝利だった。ただ目標はこの試合の勝利ではなく、グループリーグの突破。これで満足することなく、引き締めて次に臨みたい。次の北京国安戦はグループリーグ突破をかけた試合。しっかり準備して勝利を勝ち取りたい」
●MF本山雅志
「勝ち点3を取ることだけを意識して試合に臨んだ。2得点はみんながボールを回してくれた結果だと思う。もっとコンビネーションは高めていけると思うので、頑張ります」
●DF内田篤人
「とりあえず結果だけがほしかったので勝ててよかった。本当に負ける気はしないので、この好調をキープしたい。バーレーン戦に向けては今日よりもいいプレーをして、チームの勝利に貢献したい」
(取材・文 西山紘平)
ACLグループリーグ第2節が19日、行われ、昨年のJリーグ王者・鹿島はホームでナムディン(ベトナム)に6-0と圧勝し、2連勝でF組首位を守った。これでJリーグを含めて公式戦4連勝となった。
鹿島は16日のJ1第2節・東京V戦から中2日ながら、先発11人を変えずにベストメンバーで臨んだ。初戦で北京国安(中国)にホームで1-3で敗れたナムディンは5-4-1の守備的布陣を組んだ。
試合は序盤からホームの鹿島がゲームを支配した。前半2分にMF小笠原満男(28)、7分にDF新井場徹(28)、20分にMF青木剛(25)がシュートを放つなど、2、3列目からの飛び出しも数多く、波状攻撃でナムディンを押し込んだ。前半26分には小笠原、FWマルキーニョス(31)とつなぎ、最後はMF本山雅志(28)の放ったループ気味の右足ボレーがGKの頭上を越え、ゴール右上隅に吸い込まれて先制点。試合の主導権を完全に握った。
ボール支配率を高める鹿島だが、その後は集中力を欠いたミスパスも目立ち、ラストパスの精度を欠くなどなかなか追加点を挙げられない。前半の1-0は明らかに不満の残るスコアだった。
しかし、折り返しの後半、きっちりと修正してくる。立ち上がりの4分、小笠原が左サイドに走り込んだ本山にパスを送ると、本山はドリブルで中央に切り返してDFを振り切り、右足でニアサイドを破った。本山のこの日2得点目が待望の追加点。後半13分には相手クリアミスからMF野沢拓也(26)→本山→野沢のワンツーで野沢が右サイドを抜け出し、ゴールラインぎりぎりから折り返すと、フリーのマルキーニョスがヘディングで押し込んだ。セーフティリードに入る3点目で試合を決定づけた。
後半23分、DF内田篤人(19)の右クロスにマルキーニョスが頭で合わせて4-0。後半29分には野沢の右CKにFW田代有三(25)が打点の高いヘディングでゴール右に叩き込む。後半ロスタイムにも途中出場のMFダニーロ(28)が6-0とするゴールを決め、怒涛のゴールラッシュを締めくくった。
J1、ACL含めた4連勝中に積み上げたゴール数は21。中でも4戦連発の計8ゴールとなったマルキーニョスの充実ぶりは目覚ましい。守備陣も12日のACL第1節クルンタイバンク戦の1失点のみに抑えるなど鹿島がJリーグチャンピオンの貫録を見せつけている。
以下、試合後のテレビインタビューでのコメント。
●オリヴェイラ監督
「いい勝利だった。ただ目標はこの試合の勝利ではなく、グループリーグの突破。これで満足することなく、引き締めて次に臨みたい。次の北京国安戦はグループリーグ突破をかけた試合。しっかり準備して勝利を勝ち取りたい」
●MF本山雅志
「勝ち点3を取ることだけを意識して試合に臨んだ。2得点はみんながボールを回してくれた結果だと思う。もっとコンビネーションは高めていけると思うので、頑張ります」
●DF内田篤人
「とりあえず結果だけがほしかったので勝ててよかった。本当に負ける気はしないので、この好調をキープしたい。バーレーン戦に向けては今日よりもいいプレーをして、チームの勝利に貢献したい」
(取材・文 西山紘平)