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板倉滉、完全移籍移行の条件は1部復帰か…シャルケSD「我々は裕福なクラブではない」

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シャルケのDF板倉滉

 日本代表DF板倉滉は、今季からレンタルでブンデスリーガ2部シャルケでプレーしている。クラブのルーべン・シュレーダーSD(スポーツディレクター)は、買い取りオプション行使の可能性について言及した。

 2019年1月にマンチェスター・シティへ加入し、エールディビジのフローニンゲンで2年半過ごした板倉。今夏には、1シーズンの期限付きでシャルケへ移籍。3バックの中央として加入後の公式戦16試合すべてに出場すると、直近の2試合では連続で得点をマーク。精力的な守備で一気にサポーターの心を掴んだ24歳は、ここに来て得点力も示し、2部とはいえ絶対的な存在となっている。

 そんな板倉について、シュレーダーSDも地元紙『WAZ』で「彼は本当に素早く馴染み、当初からここのアイデンティティを受け入れた素晴らしいプロ選手」と絶賛。「非常に優れたフットボーラーで、広い視野、空中戦の力強さ、守備への情熱を持ち合わせている」とも話している。

『WAZ』によると、板倉の買い取りオプションの設定額は450万ユーロ(約5億8000万円)。シュレーダーSDは去就についても言及し、「我々は可能な限りのことを検討したい。ただ、我々は裕福なクラブではなく、ある範囲を超えるようなことをしない」とし、来季に向けての完全移籍移行は1部復帰が前提だとしている。

 降格によりメンバーが総入れ替えとなったシャルケは、18節消化時点で1位ザンクト・パウリと6ポイント、2位ダルムシュタットとは5ポイントの差。3位ハンブルガーSVと同勝ち点30で4位に位置している。現在のレンタルプレーヤーの中でも買い取りオプション設定額が最も高いと見られる板倉を来季も残すことができるのだろうか。

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