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[横山杯]選手権出場校同士の撃ち合い。前橋育英が4-3で鹿島学園下し、2連覇王手!

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前橋育英高が4-3で決勝進出

[12.27 YOKOYAMA MEMORIAL CUP準決勝 前橋育英高 4-3 鹿島学園高 ジャーニィー若松C面]

 冬の「サッカータウン波崎」で強豪24校が新シーズンへ向けて力を磨く「全国ユース招待サッカー大会〜YOKOYAMA MEMORIAL CUP〜」は27日午前、準決勝を行った。選手権出場校同士の対戦となった前橋育英高(群馬)対鹿島学園高(茨城)は4-3で前橋育英が勝利。連覇に王手を懸けた前橋育英は、27日午後の決勝で帝京高(東京)と戦う。

 選手権登録メンバー入りしている前橋育英MF杉山陽太(2年)を除くと、両校ともに来年のレギュラー獲得を狙う下級生。モチベーション高い選手たちが激しい撃ち合いを演じた。前半4分、鹿島学園は右SB森口弘貴(2年)の配球からFW池田秀斗(2年)が思い切り良くシュート。先制し、喜びを爆発させる。

 立ち上がりに勢いよく試合に入った鹿島学園に対し、個々のスキル高い前橋育英はポゼッションの時間を伸ばす。ボールタッチの柔らかい杉山やMF山田皓生(2年)らテクニカルな選手たちがドリブルやコンビネーションで前進。鹿島学園は球際厳しい守備で食い止めていたが、ファウルの回数が増えてセットプレーを与えてしまう。

 鹿島学園もMF昌山豪(2年)が攻撃を落ち着かせたほか、クロスなどでシュートシーンを打ち込んでいたが、前橋育英は24分、右サイドから3人、4人と連動した攻撃で同点。最後は折り返しにフリーで飛び込んだ山田が右足ダイレクトで同点ゴールを流し込んだ。

 前橋育英はさらに33分、左FKからCB齋藤駿(2年)が勝ち越しゴール。後半4分にもFKからゴール前に抜けたボールをFW山本颯太(2年)が左足で決めて3-1と突き放す。その後も決定機を作り出す前橋育英に対し、強い口調で意見を出し合う鹿島学園は奮起して反撃。12分にはCKからFW若野晃大(2年)が決めて1点差とする。

 だが前橋育英は16分に連続シュートから、最後は山本がDFのマークを外して右足で4点目。すぐに突き放す強さを見せたが、鹿島学園は諦めない。21分、右サイドへ抜け出した若野のクロスから池田が右足シュートをねじ込んで再び1点差。そして、終了間際にも決定機を作り出す。だが、前橋育英がゴール前で執念の守り。4-3で撃ち合いを制した前橋育英が決勝へ駒を進めた。

(取材・文 吉田太郎)
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