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[J内定高校生の声_17]CB転向1年で年代別代表にプロ内定。帝京長岡DF松村晟怜、「デートは水族館よりも…」「プロで対戦してみたいのはOBの…」

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湘南ベルマーレ内定の帝京長岡高DF松村晟怜

 ゲキサカでは2022年にプロ入りする高校生選手たちをインタビュー。進路を決めた理由や自分の半端ないところ、選手権へ向けた意気込みのほか、『ゲキサカ質問箱』から好きな女性芸能人やハマっている漫画・Youtube番組、チーム内での流行りなどランダムな質問にも答えてもらっている。

 第17回は、湘南ベルマーレ内定の帝京長岡高(新潟)DF松村晟怜(3年=長岡ジュニアユースFC出身)だ。高校2年生からコンバートされたCBでメキメキと頭角を現し、すぐさま年代別代表に選出され、プロ入りまで勝ち獲ったエレガントなレフティが、湘南サポーターやサッカーファンへ向けて自身のことを明かす。

【ゲキサカ質問箱】より
―今後どんなサッカープレイヤーになりたい?
「マンCのラポルトとかよくプレーを見させてもらって、左利きのロングボールだったり、ビルドアップの部分は参考にさせてもらっているので、ラポルト選手みたいな選手になりたいです」

―デートに行くならどこに行く?
「自分は水族館とかよりも、一緒に買い物とか洋服を買いに行くとか、そういうことを一緒にしてみたいですね。新潟だとみんな駅に行ったり、ちょっと遠くなるんですけど、アピタに行って映画を見たりというのが多いです」

―部活のここが好き。どんな所?
「好きなところはいっぱいあるんですけど、やっぱりここのサッカー部は上下関係なく、タメ口でみんな喋っているので、仲が良い所が好きですね。2年生の廣井蘭人とか桑原航太とか、ノリで『オマエ』とか言われるところがあって、やっぱり仲が良いかなと思って、そこが凄く好きです。先輩というよりは、若干ナメてますね(笑)」

―サッカーを始めたきっかけは?
「自分は小学校1年の時に、2個上のお兄ちゃんがいて、最初はサッカーが好きなだけだったんですけど、お兄ちゃんも一緒にやるということで自分も1年生からサッカーを始めました」

―今まで一番嬉しかった試合は?
「2年生だった去年の新潟県の選手権予選の決勝で、自分が初めて試合に関わって優勝した瞬間だったので、とても自分の中では印象に残っていますし、とても嬉しかった試合ですね。2-0という結果で、自分は守備の選手なので、ゼロで抑えられて2点獲れたという部分でも、内容的にも結果的にも良かった試合でした」

―10年後、何してる?
「まだ28歳なので、現役でプロでサッカーをして、海外で自分のプレーしている姿は想像しています」

―自慢のカラダで好きな部位は?
「自分はあまり体格も良くない方なんですけど、ベンチプレスとかも結構ケガが長く続いた時に頑張っていて、胸筋は自分の身体の中では一番自慢できるポイントかなと思います。ベンチプレスは最高で93キロ上げられるようになりました。チームの中では筋トレをする人は少ないですけど、結構上げられる方だと思います」

―よく見るYouTubeチャンネルは?
「自分はレイクレ(Lazy Lie Crazy)っていうYouTubeをよく見て、男子のグループでみんな面白いですし、少しの合間でもリラックスして見れるというところでは、とてもよく見させてもらっているチャンネルですね。スケボーで坂を下る企画は、結構危ない企画なんですけど、みんなワイワイやっている姿を見て、とても楽しそうだなと思って、よく笑いながら見ています」
(―ゲキサカは見ている?)
「“おすすめ”によく出てくるので、知っている友達が出てきたら見ていますし、よく蘭人とかも出ているので、見させてもらっています」

【J内定選手一問一答】より
―湘南ベルマーレ内定が決まった感想は?
「率直に自分の目標であるプロサッカー選手になれたことはとても嬉しかったです。ここからいよいよプロの世界で勝負が始まるというところでは、不安は少しありましたけど、ワクワクの方がとてもありましたね。

―早めに進路を決めたい気持ちはあった?
「そうですね。自分は高卒プロというところで、大学は考えていなかったですし、早めにオファーをもらえたので、ありがたかったです」

―ベルマーレの好きなところはどういうところ?
「若い選手も多くて、とても気軽に話してくれる選手がいっぱいいる中で、練習中などは『こうした方がいい』というアドバイスも1対1で話してくれるので、自分がここから高め合っていくという部分では、とてもいいチームだなと思いました」

―ベルマーレ入団を決めた理由は?
「自分が上手くなるという部分では、ベルマーレみたいに走って、頑張るサッカーだったり、若い選手も多く試合に出ているという部分では、自分もそういう若い選手にちゃんと勝てるような準備をここからしていかないといけないですし、ベルマーレが自分が成長していく部分では一番いいのかなと感じたので、ベルマーレを選びました」

―練習参加した時は誰が仲良くしてくれた?
「田中聡選手は練習参加するたびにとても仲良くさせてもらっていますし、平岡大陽選手とか、2人とも1個上で、練習前にはストレッチしながら話したり、練習後は一緒に鳥かごなどをして、楽しく接していただきました」

―サッカー以外での交流もあった?
「杉岡大暉くんと、田中聡くんと、平岡大陽くんに焼き肉に連れて行ってもらったり、プロのいろいろないい話を聞けたり、今後に向けての良い話を聞けたりして、とても楽しかったですし、嬉しかったです」

―自分の最もハンパないところはどういうところ?それをどう磨いてきた?
「自分のハンパないところは、ビルドアップの部分で、あまり慌てずにプレーできて、なおかつロングボールのいろいろな種類というのが、斜めだったり、縦だったりという部分で、自分はいつでも出せるようなところにボールを置いてあるので、それを磨いてきました。去年はボランチでとかいろいろなところでプレーさせてもらったり、自主練では動いている味方にパスを出したり、特にボールをずっと触ってパスを出してみたいな自主練を繰り返してきたので、自分の自信のあるプレーですね」

―自分の理想のプレー、こういうのが出せたら嬉しいプレーは?
「やっぱりロングボールだったら、斜めのフワッとしたボールではなく、スパッと低く速いボールだったり、フォワードに一発でアシストできるような裏へ出すボールだったり、そこが自分は一番理想にしているところですね」

―今シーズンのここまではどういう時間?
「新チームが始まって、少しはプレーさせてもらっていたんですけど、すぐにケガをしてしまって、半年間チームと一緒にプレーすることができなかったので、そこでケガ人という立場で、一歩引いたところからチームを見させてもらうことが多くて、そこで得たものは非常に大きかったですし、チームが練習するたびに上手くなるという部分では、自分も刺激をもらって、『もっとリハビリしなきゃ』とか『もっと筋トレしなきゃ』とか、そういう部分では良いモチベーションでこの半年間はやれたかなと思います」

―一番大変だったことは?
「リハビリという部分ではとてもキツかったですし、喉から血の味がするぐらいキツいメニューもいろいろやってきましたし、そういう部分では苦労しているというか、プレーヤーに負けないぐらい自分も頑張ってこれましたし、やり切ってこれたと言えるようなリハビリをしてきたので、とても苦ではなかったかなと思います」

―どうやって乗り越えてきた?
「サッカー部の3年生が、手術が決まった時には自分への動画を作ってくれたり、メッセージや写真をもらったり、クラスメイトからも千羽鶴をもらって、そういうのを見て、やっぱり応援してくれる選手は多かったですし、メッセージをくれる人も多かったので、そういう気持ちも借りて、とてもモチベーションになったので、毎日毎日頑張ろうと思いました。結構サッカー部ではイジられることも結構多いんですけど、そういう動画とか作ってくれたので、とても愛されているんだなと感じました」

―どういうことでイジられる?
「結構ボケたりするんですけど、そうするとみんなシーンってなったり(笑)、時々そういうことがありますね。スカしてるって言われたりとか」

―自分にとってのライバルは?
「正直いないですかね。ここまでやってきたのも毎日毎日自分に勝たないといけない、自分がやらないといけない、みたいな、人を気にしているというよりは、自分に毎日勝とうという気持ちで練習もやってきたので、ライバルというのはいないです。ケガで離脱という部分でも、毎日自分のケガと向き合って、自分に負けないという気持ちで、弱音を吐かずに毎日毎日頑張ってきたので、ライバルは自分だと思います」

―プロで対戦してみたい選手は?
「あまり外国人を相手にしたことがないので、川崎フロンターレのレアンドロ・ダミアン選手です。あとはあまりマッチアップするかはわからないですけど、OBである晴山岬選手だったり、小塚和季選手、谷内田哲平選手は、自分がどれくらい成長したかという部分でも対戦してみたいですね。みんな長岡JYからプロに上がった選手で、自分も近くで見てきた選手ですし、一緒にプレーした選手もいるので、その時は歯が立たない部分もありましたし、自分がこの高校での3年でどれぐらい成長できたかという部分でも、一緒に対戦してみたいですね」

―選手権というのはどういう大会?
「今は高校3年生でラストの選手権ということで、やっぱり後輩たちへの置き土産という部分もありますし、自分は半年間チームをプレーしている姿で引っ張っていけていないので、このラストの大会で優勝は絶対に成し遂げないといけないことだと思いますし、新たな歴史を作る部分でも絶対優勝するというのを目標に頑張っていきたいです」

―選手権へのイメージ
「2年生で出させてもらって、進路や将来に関わっていく上でとても大切な大会でしたし、選手権を2年生で経験できたから今の自分があると思うので、そこで準決勝まで勝ち上がれなかったら今の自分はいないですし、そういう部分では去年の選手権があったから、今の自分があると思います」

―国立競技場のイメージ
「自分が高校1年生からずっと埼玉スタジアムを目標にしてきたので、去年も埼玉スタジアムで負けてしまいましたし、あのピッチは自分が過去にやってきた中では一番いいスタジアムで、芝も最高だったので、あそこのスタジアムで借りを返したいという気持ちはあるんですけど、国立競技場という歴史あるところでやれるチャンスがもう1回自分たちの代で来たので、今回はそこに向けて新たな挑戦ということで、絶対ベスト4は戻らないといけない場所なので、あそこのピッチで2回やって、2回勝てるようにしていきたいです。あまりどんなピッチかは想像できていなくて、オリンピックでもやっていたので、凄いスタジアムなんだなということは想像できています。将来自慢できるところもあると思うので、そこはとても楽しみな部分の1つでもあります」

―プロ1年目の自分
「ここで学んだことは曲げずに、プロに行っても自主練でも、人間性の部分でも、曲げたら自分の選手生命は終わると思うので、競争は今よりも激しくなりますし、試合に1年目からどれだけ絡めるかというのが凄く大事になってくるので、練習からどんどん自分を出して、私生活でもだらしなくならないように、1年目からどんどん頑張っていきたいと思います」

―ベルマーレはJ1に残留した
「自分もギリギリまで練習参加させてもらっていて、とてもピリピリした雰囲気を味わえましたし、家に帰って(残留の懸かった)試合を見させてもらって、他の試合も見ながら何回も何回も見ていて。とても緊張したんですけど、残留できてホッとしている気持ちが大きいですね。J1だとルヴァンカップもありますし、若手がとても輝ける試合がたくさんあるので、J1とJ2ではとても変わるのかなと思います」

―将来の目標
「自分は将来海外に行って。試合に出続けるというのが夢ですし、そのためにはもう若いうちに2,3年で海外に行かないと、経験の面もありますし、まずは1年目からしたたかにやっていって、早く海外に行って、自分の将来の夢であるヨーロッパで試合に出続ける選手になりたいと思います」

―ベルマーレサポーターへのメッセージ
「帝京長岡高校の松村晟怜です。チームのために全力で戦って、勝利に貢献できるように頑張るので、応援よろしくお願いします!」

(取材・文 土屋雅史)
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