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世界に“旋風”起こした高川学園の“円陣回転FK”、正式名称が発表される

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独特FKで旋風起こす高川学園高(写真協力『高校サッカー年鑑』)

 第100回全国高校サッカー選手権は昨年末で2回戦を終了。大きな話題を呼び、世界にまで広がった高川学園高(山口)のセットプレーについて、公式アカウントが正式名称を明かしている。

 高川学園は29日の1回戦で星稜に勝利。後半8分の先制シーンが大きな話題を呼んだ。右サイドでFKを得ると、敵陣エリア付近で5選手が円陣を組み、回転をしながら散開。相手のマークを翻弄しながら、ノーマークの選手が得点を挙げた。この動画は『ESPN』を始め、欧州や南米、アジアにまで拡散。世界中のサッカーファンが絶賛した。

 そして、その“円陣回転FK”は2回戦でも披露。1-1で迎えた後半20分にFKを得ると、今度は3人一組で2つの円陣が回転する。一度はPA右にボールが流れたが、相手のマークを翻弄した流れを止めず、そのまま逆転ゴールを決め切った。

 話題のFKを発案したのはFW中山桂吾(3年)。試合後には「県大会の時に話し合って決めた案で、意外に全国でもはまって良かった。狙い通りでした」と明かしている。

 高川学園サッカー部の公式ツイッター(@takagawasoccer)は、同日に更新。FKについて裏話を公開。「開催中の第100回全国高校サッカー選手権大会で、強化部や選手たちが考えた『トルメンタ』で点を取り、1回戦・2回戦を突破することができました!」と語り、“円陣回転FK”の正式名称が『トルメンタ』であることを明かした。

『トルメンタ』はスペイン語で「嵐」「旋風」などの意。公式ツイッターでは「これからも自分たちで色々なアイデアを出し、勝利に繋げられるように取り組んでいこうと思います」と伝えている。


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