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「やはりロングスローは脅威」青森山田 “伝家の宝刀”から今大会初得点!!

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ロングスローからゴールを演出したMF藤森颯太(3年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.4 選手権準々決勝 青森山田2-1東山 等々力]

 青森山田高(青森)に今大会初めて、“伝家の宝刀”からの得点が生まれた。1-1で迎えた後半13分、右サイド高い位置からのロングスロー。MF藤森颯太(3年)がふわりとしたボールを放り込むと、ニアサイドの競り合いから、こぼれ球に反応したFW渡邊星来(3年)が右足で蹴り込み、逆転ゴールを挙げた。

 前回大会はDF内田陽介のロングスローから得点を量産したように、過去大会でも注目を集めてきた青森山田の“飛び道具”だ。「ロングスローという武器がある以上、苦しいときには効果がある」。かつて黒田剛監督がそう話した通り、リベンジを期す東山に苦しんだ試合は、ロングスローから生まれたゴールが決勝点となった。

「なかなかスロワーの飛距離が出ない中で、今大会はなかなかロングスローからの得点が刻めなくて、四苦八苦しているところがあった」。2回戦、3回戦をそう振り返りながらも、黒田監督は「やはりロングスローは脅威だし、効果的だなという印象を改めて持ちました。後半の早い時間帯で逆転できたことでかなり試合を優位に進めることができた」と手応えをにじませた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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