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仙台MF佐々木匠がJ3愛媛に完全移籍…「最後にアカデミーのみんなへ」後輩たちに残した言葉

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MF佐々木匠

 ベガルタ仙台は6日、MF佐々木匠(23)が愛媛FCに完全移籍することが決まったと発表した。幼少期から仙台の育成組織で育ち、世代別の日本代表にも選ばれ続けた有望株だが、来季はクラブを離れてJ3でプレーすることになった。

 佐々木は2016年、仙台ユースからトップチームに昇格。同年にJ1デビューを果たし、クラブの将来を背負う存在として期待されてきた。17年途中からは徳島ヴォルティス、カマタマーレ讃岐、レノファ山口FCで武者修行を経験。20年から仙台に復帰し、2シーズンでJ1リーグ戦16試合に出場していた。

 仙台は今季からJ2降格が決まっているが、J3が決まっている愛媛への衝撃の移籍。佐々木は仙台を通じてコメントを発表した。

「このたび、愛媛FCに完全移籍することとなりました。ベガルタ仙台にはアカデミー時代を含め、20年お世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。心残りなのは、超満員のユアスタで仙台を引っ張る太陽となり、再昇格させることができないままチームを離れること。小さいころの自分に夢を与えてくれたこのクラブにもっとプレーで恩返しをしたかったですし、アカデミーの子どもたちの目標にもなりたかったです。チームを離れることになり、さびしいですが、ファン、サポーターのみなさんに必ず成長した姿をお見せします。選手という立場ですが、小さいころからのベガルタサポーターとしてベガルタ仙台のJ1復帰を心から願っています。またお会いましょう」。

 またクラブ発表でのコメントには「最後にアカデミーのみんなへ」という追記も。「このクラブがもっと強くなるために必要なのは、自分のすべてを捧げることのできるクラブ愛を持った選手です。さまざまな進路がありますが、みんなには可能性があり、トップチームで活躍しなければならない選手です。ベガルタ仙台が好きなら迷わず、努力し続けて上を目指してください。ベガルタ仙台に関わるすべてのみなさん、20年間本当にありがとうございました」と別れを綴っている。

 佐々木は愛媛を通じてもコメントを発表。「この度愛媛FCに加入することになりました。チームの目標であるJ2復帰のために全力でプレーします。みんなで上に這い上がりましょう。応援よろしくお願いします」と挨拶している。

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