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“公立の雄”大津に全国から1000万円の支援集まる!! 保護者会が感謝のメッセージ「選手や指導者も身が引き締まる思い」

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 第100回高校選手権で史上初のベスト4進出を果たした大津高サッカー部の保護者会は6日、大会関係宿泊費の補充予定を上回る1000万円の寄付金が集まるめどが立ったと公表した。公式ページでの声明によると、今大会の宿泊費に充当する賛助金の募集は同日をもって締め切り、今後の賛助金はサッカー部の施設拡充や今後の遠征費用に充てるという。

 大津高サッカー部は史上初の選手権ベスト4進出が決まった今月4日、滞在期間延長伴う資金不足の懸念を受け、賛助金の募集をスタート。保護者会は「全国大会に向けて資金面でも準備はしてきましたが、勝ち進むことで控えの選手を初め応援団の宿泊費用、選手の調整費用などが必要になり、当初の予定を超える可能性が出てきてしまいました」と募集の経緯を説明していた。

 その後、“公立の雄”の窮地に思いを寄せた全国各地から支援が殺到。1000万円が集まり、選手らの宿泊費にめどが立ったという。公式ページでは保護者会長名義で声明が発表されている。

「反響の大きさに私たち保護者会をはじめ、選手や指導者も身が引き締まる思いだと話しております。選手達も準決勝に向けての気合いはもとより万端ではありましたが、より一層皆様が応援して下さる思いを受け止め、顔つきも引き締まったように感じます。

 寄付のコメントも、指導者の先生方にもすべて目を通していただいております。現地での応援にいらしてくださる方、全国各地でテレビの前で応援して下さる方、それぞれの皆様の思いをしっかり受け止めて背中を押してもらう思いだとのことです。

 指導者・選手ともに一戦一戦を戦いきるつもりで最後の試合まで臨んでまいります。県立高校でも全国の頂点に挑戦することができる、地方の高校でも全国の皆さんの応援を受けることができる、という希望を全国のサッカー少年達に届けることができるよう、ひたすら一生懸命尽力いたします。引き続き応援をどうぞよろしくお願いいたします」

 大津は8日、国立競技場で行われる選手権準決勝で関東一高と対戦する。

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