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中央大サッカー部が体制変更へ…指揮官が佐藤健監督から宮沢正史氏に、中村憲剛氏がテクニカルアドバイザーに就任

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宮沢正史氏(左)、佐藤健監督(中央)、中村憲剛

 関東大学サッカー2部リーグの中央大サッカー部は7日、中央大学多摩キャンパスでプロ内定選手の入団会見を実施。その最後に、佐藤健監督から新シーズンのスタッフ変更が発表された。監督には、FC東京U-15深川でコーチを務める中大OBの宮沢正史氏(43)が就任。また、テクニカルアドバイザーとして同じく中大OBの中村憲剛氏(41)も招へいされた。佐藤監督は“総監督”としてチームダイレクターに就くという。

 佐藤監督は2006年から中大を指揮。12年からはゼネラルマネージャーや総監督という立場でチームを見ていたが、19年から再び現場に復帰していた。「2022年で、中央大はまず1部に返り咲く。そこに残り、1部で優勝するというところを、新たなスタッフと選手で、意気込みを強く持って戦いたい」と今回の体制変更を語った。

 宮沢氏は現在FC東京アカデミーのコーチを務めており、今回は派遣という形で数年での契約になる。中村氏は現在、日本サッカー協会のロールモデルコーチや川崎フロンターレにも引き続き関わっているため、基本は平日の参加になるという。

 佐藤監督は「もっと若い指導者が出てこれる場を作るという意味もある」とコメント。宮沢氏と中村氏は中大サッカー部の2年離れた先輩後輩の関係だ。宮沢氏について「人間的にも素晴らしく、そういうところも含めて、FC東京にお願いをした」と語る。中村氏については「フロンターレにも許可を取って、テクニカルアドバイザーとして週1、2は来てほしいと伝えたが、来れないときもあるとは思う。シンプルに技術を教えてほしいと。快諾してくれた」と就任の経緯を明かした。

(取材・文 石川祐介)

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