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J1内定は7人!!関東王者流通経済大プロ内定12選手が会見「守田英正より上」「チョウ・キジェ氏が一番評価していた選手」とは?

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流通経済大から12選手がプロに進む

 流通経済大が7日、Jリーグ加入選手合同会見を行った。

 入学時から高い期待を集める学年だったが、大学2年生だった19年度に関東リーグで11位に終わり、2部に降格。ただチョウ・キジェ氏(現京都監督)をコーチに迎えた20年度は2部リーグやアミノバイタルカップを優勝するなどして立て直しに成功すると、最終学年となった21年度は関東リーグ1部を12年ぶりに優勝していた。

 プロ内定12選手のうち、7選手がJ1に進むことになったエリート集団。中野雄二監督は「選手個々が成長して、もう一つ上のカテゴリに進めることは喜ばしいこと」と話すと、主将のMF満田誠(4年=広島ユース/広島内定)も「大学4年間でたくさんの部員と切磋琢磨して付けてきた実力を、プロ1年目から発揮できるように頑張ります」と意気込みを語った。

 以下、中野監督と選手のコメント。

浦和レッズに入団する安居海渡(左)と宮本優太

●MF宮本優太(→浦和)
「大学では最初はボランチとして入学しましたが、2年生でSBになりました。2年生の時に比べると技術は上がったと思いますし、攻撃の起点になることを意識していたので、そこは成長できたと思います。将来的には日本を代表する選手になることが目標。日本中から愛される選手、日本中が涙を流してくれるような選手になりたいと思います」

中野監督評
「17年に合同優勝パーティーを開いたときの高校3年生で、インターハイ優勝、選手権準優勝、4年後にJリーグ入りを発表する恵まれた選手。プレーのタイプは運動量が多く、周りを鼓舞してプレーできるリーダー格の選手です」

●MF安居海渡(→浦和)
「この4年間、サッカーだけでなく、人として成長できる環境で過ごせたことを嬉しく思います。大学1年の時はボールを受けるのが嫌というか、受けたくなかったのですが、学年が上がるにつれて自信がついていきました。プロでは開幕戦から出られるように頑張っていきます。将来は日本代表に入りたいと思います」

中野監督評
「本学のOBで日本代表の守田(英正)がいますが、その守田よりも安居の方が、将来的な選手としては可能性があると思っています」

川崎フロンターレに入団するDF佐々木旭

●DF佐々木旭(→川崎F)
「サッカー面では素晴らしい先輩や同期がいて、監督を始めとしたスタッフもすべての面で成長できました。まずはフロンターレで活躍して、将来的に日本代表でW杯に出たいと思います。今年の目標はリーグ3連覇、ACL制覇に貢献できるように頑張っていきます」

中野監督評
「一番慣れたポジションは左SBですが、入学時にはボランチ、4年時にはCBも担ってもらった。現在の日本サッカー界は左SBが課題。フロンターレで開幕からスタメンを掴むようであれば、もしかしたら急きょ日本代表に招集されるくらいの能力を持った選手です」

サンフレッチェ広島に入団するFW満田誠(左)とMF仙波大志

●MF仙波大志(→広島)
「小さい頃からの夢であったサッカー選手にサンフレッチェでなることができて、大変うれしく思います。大学では人間性、相手への敬意を学べたと思います。将来的には青山選手のように日本代表で、川辺選手のようにプレミアリーグに行って活躍できる選手になりたいと思います」

中野監督評
「体は小さいですが非常に技術的にしっかりとしている。体の小ささを感じさせない頭脳的なプレーができる。自分が育ったチームに戻るので、そういう面でも活躍を期待しています」

●FW満田誠(→広島)
「大学で成長したことは、1年生の時からいろいろな経験をさせてもらったけど、最終学年でキャプテンになって、200人以上いる部員の先頭に立つことでチームを引っ張って行く難しさを感じながら1年間やることができた。最終的な目標は国を背負って、世界大会で活躍できる選手になりたいです」

中野監督評
「彼は本学OBの武藤(雄樹)のような選手。能力的には得点力、またチェイシングをするスピードや運動量はそれ以上かなと思います」

サガン鳥栖に入団するMF佐藤響(左)とMF菊地泰智

●MF菊地泰智(→鳥栖)
「大学4年間では初めての寮生活で、サッカー面じゃない部分で成長できたことが良かったと思います。サッカー面では得点ができるパターンが増えたと思っています。プロでは1年目からサガン鳥栖の勝利に貢献できるように頑張っていきたいです」

中野監督評
「彼も体は非常に小さいが、付属高校で多くの経験を積んで大学に入学してきました。特に左足から繰り出される展開力やパンチ力のあるシュートは、体からは感じられないパワーがある。サガン鳥栖にいないタイプなので、鳥栖を変えることができると期待しています」

●MF佐藤響(→鳥栖)
「サッカー面は守備の面が一番成長した。力強い守備が持ち味ですが、それを出すために筋トレを励んできました。トレーニングをする面で充実していたので、成長したと思います。最終目標は日本を代表する選手になること。そのために開幕からスタメンが取れるように自分の持ち味をしっかりアピールしていきたいです」

中野監督評
「茨城県の水戸啓明高校の出身で、彼も安居や佐々木と同じように18歳までは全くの無名選手。大学に来て急激に伸びた。特に下半身が強く、相手ボールを奪うパワーや運動量は抜群。サガン鳥栖でも大暴れすると思います」

松本山雅FCに入団するFW菊井悠介(左)とGK薄井覇斗

●GK薄井覇斗(→松本)
「GKはリアクションの動きが多い。そんな中でも自分からアクションを起こしてボールを止めに行くプレーが成長したと感じています。将来的にはどんなチーム、メンバーでもすぐに溶け込んで、そのチームの中心として引っ張っていける選手になること。流経大で学んだことを活かし、松本山雅FCで前進全力で戦います」

中野監督評
「薄井は4年時の今年度はほぼ試合に出場しました。鹿野と7年間、良きライバル関係の中で切磋琢磨してやってきた選手です。コーチング能力が高く、山雅でもすぐ中心になって全体をまとめて行くんじゃないかと思います」

●FW菊井悠介(→松本)
「ここにいるメンバーよりもトップチームで試合に出ることは少なかったけど、試合に出られなかった時に立ち振る舞いや姿勢はチームが強くあるためにというところで成長したと思います。プロではここにいるJ1に行く選手に負けないように、チームとしても個人としても上に上がって行けるようにやっていきたいです」

中野監督評
「守田のはとこ。FWとしてシュート力があり、可能性を秘めた選手です。例えるなら、本学OBで江坂(任)がいるが、彼もスタートはJ3。菊井も状況によっては江坂のようなシンデレラボーイになる可能性を秘めた選手です」

いわきFCに入団する左からMF永井颯太、DF家泉怜依、GK鹿野修平

●DF家泉怜依(→いわきFC)
「大学4年間で技術面はもちろん、試合に出させてもらったことで、責任感が増しました。将来的にはまだまだ遠いですが、A代表に入ってW杯に出場したい。大学で学んだことを活かして、いわきFCで自分の特長を生かして、チームに貢献していきます」

中野監督評
「本学OBではないですが、神戸に菊池流帆選手がいるが、彼以上になると思っている。スタートはJ3ですが、将来的には代表に近づける可能性のある選手です」

●GK鹿野修平(→いわきFC)
「大学ではレベルの高い環境でやらせてもらいました。全体的な技術が伸びたし、自分のサッカー感が広がりました。将来的には日本を代表するGKになりたい。1年目から試合に多く関われるように頑張りたい。またファンやサポーターから応援される選手になれるように頑張ります」

中野監督評
「薄井選手とは附属高校、大学と7年間、同じ学年んでやってきた選手。大学3年生の時は鹿野の方が出ていた。違うチームに進みますが、これからも良きライバルとして、プロの世界でもお互いを意識しながら頑張ってほしいです」

●MF永井颯太(→いわきFC)
「4年間で一番成長したのは守備の面。全くできなかった守備が少しはできるようになったと感じています。自分はアイマールやレコバといった昔の選手が好き。自分もみんなの記憶に残るような選手になりたい。1年目から試合に出場することはもちろんですが、観ている人がワクワクするようなプレーをしていきたいと思います」

中野監督評
「独特のドリブルを持った選手。昨年度、コーチだったチョウ・キジェさんが一番評価していたのが永井です。京都の練習にも来いと言っていた。その辺にはいないタイプのドリブラーです」
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