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選手2人陽性で準決勝辞退の関東一、小野監督「チームは動揺が隠せない状況」初の4強入りで“国立に戻る”快進撃も

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小野貴裕監督の下、初の4強入りを果たした関東一

 日本サッカー協会(JFA)は7日、第100回全国高校サッカー選手権で4強に進出した関東一高(東京B)の2選手に新型コロナウイルス陽性者が出たため、準決勝出場を辞退することを発表した。対戦予定だった大津高(熊本)が決勝に進出する。

 今大会、国立競技場での開幕戦を制した関東一は静岡学園高ら強豪校を倒して“死のブロック”を勝ち上がり、史上初の4強入りという快進撃を成し遂げた。開幕を戦った国立の舞台に戻ったものの、コロナ陽性者が出たことで準決勝出場を辞退することになった。

 JFAを通じて、関東一の小野貴裕監督は「今大会だけでなく、この2年間できる限りの対策を講じてきました。それでも陽性者が出てしまった以上、大会・相手校に迷惑はかけられないと判断しました。チームは動揺が隠せない状況ですので、個別の取材はご遠慮頂けますと幸いです」とコメントを発表。

 大会実行委員長、全国高体連サッカー専門部玉生謙介部長は「100回大会でこのようなことになったのは大変無念です。関東第一高校はこれ以上ない感染対策をしてきたと聞いています。それでもこのような事態になり関東第一高校の関係者の方々のことを思うと胸が痛みます。残りの2試合に関しましては、より一層の感染対策を講じ選手、関係者の安心・安全を確保して実施をしてまいります。関東第一高校の関係者、選手に対する取材はご遠慮いただきますようお願いいたします」とコメントした。

 第1試合は中止となったが、 第2試合の高川学園高(山口)対青森山田高(青森)は時間は繰り上げず、14:20キックオフ予定。

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