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「アザールはチェルシーで“神”だった」OBがレアル・マドリー移籍を「失敗」と断言する理由は?

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 現役時代にチェルシーレアル・マドリーでプレーした元カメルーン代表ジェレミ・ヌジタップ氏が、『Goal』の取材でFWエデン・アザールについて語った。

 チェルシーでの7シーズンで352試合に出場、110ゴールを奪ったアザール。絶対的エースとして2度のプレミアリーグ制覇やヨーロッパリーグ優勝へチームを導くと、2019年に1億ユーロと伝えられる移籍金でレアル・マドリーへと移籍した。

 しかしレアル・マドリーでは、3シーズンでわずか59試合しかピッチに立てず。度重なるケガによってコンディションを落とし、大きな批判を浴びるなど、苦しい時間が続いている。

 そんなアザールの状況について、ジェレミ・ヌジタップ氏は取材で「良い質問だね! だからサッカーを理解するのは難しんだ」と前置きし、以下のように続けた。

「チェルシーでのアザールは本当に素晴らしくて、ファンタスティックだったよ。だがもし私が代理人だったならば、レアル・マドリーに加入したあのタイミングでの移籍は受け入れなかっただろう。彼はチェルシーにおける神のような存在だったんだ」

「今のチェルシーがレアル・マドリーよりも下だとは一切思っていない。すべてにおいて同じレベルにある。強力なスカッドに資金もある。私だったら残っていただろう。同じような給与、施設を与えてもらえたはずだ。大きな間違いだったよ」

「残念ながら、彼にとって(レアル・マドリー移籍は)うまくいっていない。良い形で続けてくれると思っていたから、理解はできないよ。説明のつかないことだってある。彼の姿勢が変わったのか、メンタリティが変わったのか、それはわからない。解決策を見つけないとね。私が思うに、チェルシーに戻ることだ」

「もう若くはない。野心とモチベーションの問題だろう。彼と契約を考えているクラブは、そこを見る必要がある。彼やその家族についても情報を集め、頭の中で何が起きているのかを理解しなければならない。こういった質問はサインする前に確認する必要があるものだね」

 また同氏は、レアル・マドリー移籍が濃厚とされるパリSGFWキリアン・ムバッペにも言及。「アザールと同じ状況だね。世界トッププレイヤーで、世界トップクラブの1つにいる。他のチームに行く必要はそれほどないと思っている」とし、自身の見解を示している。

「移籍したら、また1からやり直さないといけないんだ。すぐにうまくいくような選手はほとんどいない。時間がかかるんだ。私はレアル・マドリーのファンだし、うまくいけばいいなとは思うよ。でも、エンバペよりも(アーリング)ハーランドの方が可能性は高いんじゃないかな」

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