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双子の兄とともにプロの世界へ…横浜FC田部井涼、1年目から「遠慮せずにやっていきたい」

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横浜FCのMF田部井涼

 プロサッカー選手としての第一歩を踏み出した。法政大から横浜FCに加入したMF田部井涼は、ファン・サポーターも集った新体制発表会見を終え、「ファン・サポーターの方々が来て下さったことに感謝したいし、チームをJ1に上げたい気持ちがより強くなった」と感じたようだ。

 4年前の第96回全国高校サッカー選手権で前橋育英の初優勝に貢献した田部井は法政大に進学。「短くない」という大学生活の4年間で、確かな成長を遂げた。

「正直、大学サッカーは後がないと思っています。高校だと進学かプロという選択肢があるけど、大学はプロかサッカーを辞めるという選択になる。そういう選手たちとサッカーをやれるのは、すごい価値がある4年間だったし、そういう中で大学サッカーの強度も生まれていると思うので、そこでやれたのは本当に良かった」

 そして、前橋育英でともに日本一に輝いた双子の兄・悠も早稲田大を経て、来季から群馬でプロサッカー選手となる。プロのピッチで対戦する可能性もあり、「それは楽しみ」と語りつつ、まずは自身が成長しなければならないと気を引き締め直す。

「お互いに高校のときはプロから声がかからず、覚悟を持って進学した。うまくいかない時期もあったけど、お互いに刺激し合いながらやってこれた結果、プロになれたと思う。でも、まだこれからだと思うので、より一層成長していきたい」

 プロ1年目。多くのライバルとの定位置争いを勝ち抜いていかなければならない。「自分のプレーは周りとのコミュニケーションがないと成り立たないと思うので、遠慮せずにやっていきたい。あと、自分の中で怖いボランチになるというのを、大学の4年間模索しながらやってきたので、そこは意識していきたい」。まずは、出場機会をつかむため、開幕までアピールを続けていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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