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20歳の頃は感じなかった感覚…横浜FC亀川諒史「ピッチに立てなければ意味がない」

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横浜FCに完全移籍したDF亀川諒史

 チームに残ることも選択肢としてあった。しかし、新たな刺激を求めた。V・ファーレン長崎から横浜FCに完全移籍したDF亀川諒史(28)は、「いざユニフォームを着てみて、初心に戻ったというか、ワクワクしてます」と語った。

 19年に柏から長崎に移籍。初年度に40試合、2年目は28試合に出場したものの、3年目の昨季は負傷の影響もあり、13試合の出場にとどまった。ここで、「試合に出なければ、サッカー選手としての価値がなくなっていくと感じた部分もある」という。

「20歳の頃は、まだまだこれからだという思いがあった。でも年を重ねるにつれて、ドンドン若い選手も出てきて、一日一日サッカーをやれる時間が減っていっている感覚もある。サッカー選手をやらせてもらっている以上、ピッチに立てなければ何の意味もないと思えたのが去年だったので、もう一度花を咲かせたい気持ちもあった」

 そして、「契約も残っていた」と語ったように長崎に残留することもできたが、「環境を変えて挑みたい」と移籍を決断する。

「もう1年、長崎で勝負することも考えたけど、環境を変えるときなのかとも思った。3年もいると、チームになれてきてしまうところもあり、もう一度、最初から自分をアピールしないといけないところに飛び込んでやってみたいという思いで移籍した」

 ピッチに立つためには、チーム内での競争を勝ち抜かなければならない。4度目の移籍、それは重々承知している。「一からアピールしないといけないところからのスタート。移籍は最初から自分の特長を出していかないといけないので、キャンプからしっかりやっていきたい」と力強く語った。

(取材・文 折戸岳彦)
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