第19回アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権は8日、平塚会場で準決勝ラウンドを開催。3チームで首位に立ったfree bird mejirodaiが決勝戦に、2位のコルジャ仙台ブラインドサッカークラブが3位決定戦に進出した。なお、堺会場の準決勝ラウンドは昨年12月25日に行われており、buen cambio yokohamaが決勝、A-pfeile 広島BFCが3位決定戦進出を決めている。

　2年ぶりの開催となったアクサ ブレイブカップは、2021年10月から11月にかけて、全国4会場で予選ラウンドを実施。上位6チームが3チームを2会場に分けた準決勝ラウンドに駒を進めていた。8日の平塚会場は、free bird mejirodai、コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ、たまハッサーズが総当たり戦を行った。

　第1試合は、free bird mejirodaiとコルジャ仙台ブラインドサッカークラブの対戦。free bird mejirodaiは前半4分に先制に成功する。鳥居健人がドリブルで抜け出し、そのまま敵陣内へ。右足トゥーキックをゴール右隅に突き刺し、ゴールを奪った。

　free bird mejirodaiはさらに前半9分に追加点。FKから日本代表の園部優月がドリブルで正面突破。そのまま鋭い右足シュートをゴール左に決め切り、2-0と点差を広げた。

　2点差を追いかけるコルジャ仙台ブラインドサッカークラブは前半を0-2のまま折り返す。すると、終盤に1点を返す。後半18分、佐藤翔が右サイドからこぼれたボールの音を聞きつけ、猛ダッシュ。左足ミドルを流し込んだ。

　だが、コルジャ仙台ブラインドサッカークラブの反撃もそこまで。free bird mejirodaiが2-1で逃げ切り、初戦で白星を収めた。

　第2試合は、初戦で敗れたコルジャ仙台ブラインドサッカークラブと、過去4度の日本選手権優勝を誇るたまハッサーズの対戦。先手を打ったのは、コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ。前半16分、初戦で得点を挙げた佐藤が、巧みなトラップから右足シュートを放つ。ボールは相手GKに当たるも、威力は落ちずにゴールに吸い込まれた。

　だが、たまハッサーズは前半を0-1で折り返すも、後半の序盤に追いついてみせる。日本代表のエース黒田智成が右サイドからカットイン。左足シュートをゴールの逆サイドに決め切る技ありのゴールで、1-1と試合を振り出しに戻した。

　しかし、連敗は避けたいコルジャ仙台ブラインドサッカークラブが意地を見せる。失点から3分後の後半7分、ゴール近くでFKを得ると、齋藤陽翔がゴールのニアサイドを打ち抜く鋭いシュート。2-1と再び勝ち越してみせた。コルジャ仙台ブラインドサッカークラブが2-1で接戦を制し、白星を手にした。

　第3試合は、1勝したfree bird mejirodaiと1敗したたまハッサーズの対戦。試合は前半6分のゴールで決まる。free bird mejirodaiは、鳥居が右サイドから逆サイドに向かうようにドリブル。そのまま敵陣内左まで進むと、ゴール至近距離から左足シュートを放ち、GKの股を通して決め切った。

　その後は両者接戦も、スコアは動かず。点差を守り切ったfree bird mejirodaiが1-0で勝利を収め、2連勝で総当たり戦の首位に立った。

　全3試合を終え、首位のfree bird mejirodaiが2大会連続の決勝に進み、堺会場の首位・buen cambio yokohamaと対戦する。また、2位は1勝1敗のコルジャ仙台ブラインドサッカークラブとなり、堺会場で2位のA-pfeile 広島BFCと3位決定戦を行う。

　決勝と3位決定戦の決勝ラウンドは、1月22日に開催される。

以下、平塚ラウンドの結果

free bird mejirodai 2-1 コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ
[f]鳥居健人(前半4分)、園部優月(前半9分)
[コ]佐藤翔(後半18分)

コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ 2-1 たまハッサーズ
[コ]佐藤翔(前半16分)、齋藤陽翔(後半7分)
[た]黒田智成(後半4分)

たまハッサーズ 0-1 free bird mejirodai
[f]鳥居健人(前半6分)

・決勝ラウンド
(1月22日)
■決勝
buen cambio yokohama vs free bird mejirodai
■3位決定戦
A-pfeile広島BFC vs コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ

・大会特設HP
http://axa-bravecup.b-soccer.jp/

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