beacon

レアルがクラシコ5連勝&通算100勝目!! スーパー杯準決勝でバルサを下してファイナル進出

このエントリーをはてなブックマークに追加

決勝点を挙げたMFフェデリコ・バルベルデ

[1.12 スペインスーパー杯準決勝 バルセロナ 2-3(延長) R・マドリー]

 スペインスーパーカップ準決勝が12日にサウジアラビアのキング・ファハド国際スタジアムで開催され、バルセロナとの激闘を3-2で制したレアル・マドリーが決勝進出を果たした。レアルはエル・クラシコで5連勝を飾るとともに、通算100勝を達成。決勝は16日に行われ、13日に準決勝を戦うアトレティコ・マドリーとビルバオの勝者と対決する。

 一発勝負の舞台で実現した今季2度目のクラシコ。昨季コパ・デル・レイ王者のバルセロナは、今冬にマンチェスター・シティから獲得したスペイン代表FWフェラン・トーレスをスタメンで初起用した。新天地デビューの同選手は、先月に引退したセルヒオ・アグエロ氏が背負っていた19番を着用。一方、昨季ラ・リーガ2位で今季首位を走るレアルは、怪我のDFダビド・アラバを除き、ほぼベストな布陣で臨んだ。

 先にスコアを動かしたのはクラシコ4連勝中のレアル。前半25分、FWカリム・ベンゼマのプレスバックから、こぼれ球をMFルカ・モドリッチがワンタッチでベンゼマに付け、前を向いたベンゼマが左前方へスルーパスを出す。走りながら受けたFWビニシウス・ジュニオールがPA内左から左足でシュートを放ち、豪快にニアの上を破った。

 しかし、バルセロナは前半41分に追い付く。PA内左からFWウスマン・デンベレが折り返すと、DFエデル・ミリトンがクリアしようとしたボールがFWルーク・デ・ヨングと左ポストに当たってゴールへ。L・デ・ヨングは出場した公式戦で3試合連続弾となった。

 同点とされたレアルはベンゼマを中心にゴールを脅かすと、後半27分に2-1と勝ち越す。左サイドのMFフェルラン・メンディがマイナスにパスを出し、受けたベンゼマが右足でシュート。GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンにセーブされるも、こぼれ球をPA内右で拾ったDFダニエル・カルバハルがクロスを送り、テア・シュテーゲンに触られたボールをベンゼマが右足で押し込んだ。

 そのままビハインドで終盤を迎えたバルセロナだったが、後半38分に左CKの流れからDFジョルディ・アルバが左足で正確なクロスを供給すると、ゴール前で合わせたのは途中出場のFWアンス・ファティ。19歳の背番号10が復帰戦で得点を挙げ、試合は2-2で延長戦に突入した。

 2度のリードを追い付かれたレアルは延長前半8分にカウンターを発動。PA内右に進入したFWロドリゴ・ゴエスからの折り返しをビニシウスがスルーし、最後は途中投入のMFフェデリコ・バルベルデが右足で冷静に蹴り込んだ。

 バルセロナは最後まで同点ゴールを奪えず、2-3で敗北。シャビ・エルナンデス監督が指揮官として初めて臨んだ伝統の一戦は黒星に終わった。


●ラ・リーガ2021-22特集

TOP