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なでしこJがアジア杯開催地のインドに到着…佐々木女子委員長は強力“助っ人”に期待「ジョーカーになる」

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オンライン取材に応じた佐々木則夫女子委員長(写真はZOOM画面のスクリーンショット)

 日本女子代表(なでしこジャパン)は17日、女子アジアカップ開催地のインドに降り立った。同大会は23年の女子ワールドカップ予選も兼ねる重要な大会。ホテルに到着した選手たちは、検査結果が出次第、現地での初練習を行う予定。佐々木則夫女子委員長が、現地初練習を前にオンラインで取材に応じた。

 佐々木委員長は08年から16年にかけてなでしこジャパンを率い、11年にはドイツ開催の女子W杯でチームを日本初の世界一に導いた。そして、昨年11月にJFA女子委員長に就任。今月11日から女子アジア杯に向けて始動したなでしこジャパンに帯同している。

 JFA夢フィールドで大会前最後の国内合宿を終えたなでしこジャパン。佐々木委員長は、「オンオフの切り替えがあり、メリハリがある。若返った雰囲気の中で、池田(太)監督含め、一体感をもってやろうという空気感があった」とチームを評価し、「キャプテンが中心となって、その辺を非常に良いコントロールをしてくれている。僕のつくってきた財産がここでも生きてるんだと感じた」と監督時代に指導したDF熊谷紗希の働きぶりに目を細めた。

 また、今大会には日本男子代表専属シェフの西芳照氏が帯同。佐々木委員長は「色んな制約がある大会で、食事はモチベ―ジョンが上がる重要なポイント」とし、強力な“助っ人”に期待を寄せる。

「西シェフは、男子の代表でもインド遠征で帯同した経験があるし、逆に言うと我々よりも環境面、食事の面では詳しい。そういった意味では今大会において、ジョーカーになると思う」

 女子アジア杯は20日にインドで開幕。なでしこジャパンは21日にグループCの初戦でミャンマーと対戦する。

(取材・文 成田敏彬)
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