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W杯予選後の隔離義務が14日→6日間に短縮へ!! 所属クラブへ早期合流可能に「感謝している」

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 日本サッカー協会(JFA)の反町康治技術委員長が17日、オンラインで取材対応を行い、政府から求められていたワールドカップ最終予選後の隔離期間が14日間から6日間に短縮されることが決まったと明かした。日本代表選手を擁するJクラブにとっては朗報となる。

 カタールW杯アジア最終予選を控える日本代表は1月27日に中国、2月1日にサウジアラビアと埼玉スタジアム2002で対戦。日本国内ではオミクロン株の流行を受けて、海外からの渡航制限が敷かれており、国際試合の実施に際してこれまで以上に厳格な検疫措置が求められていた。

 当初、W杯予選に帯同する国内組は活動後、14日間の隔離期間をとることが要請されており、所属クラブに戻ることは許されなかった。この要請に対し、シーズン開幕を間近に控えるJクラブが反発。JFAとJリーグが政府に対し、制限緩和を求める方針をとっていた。

 反町技術委員長によると、政府側から17日午前に制限緩和の通達があり、隔離期間が14日間から6日間に短縮されることが決まった。招集選手は2月1日にサウジアラビア戦を終えた後、6日間は代表チーム内のバブルでトレーニングを行い、同7日の検査で陰性が確認されれば所属クラブの活動に戻れるという。またクラブ帰還後はホテルなどでの「個人バブル」を形成する必要はなく、日常生活を行うことができる。

 反町技術委員長は「隔離に関して当初は2週間という話をいただいていた。クラブにとってもわれわれにとっても非常に難しい措置という認識はあったが、その後、蔓延しているオミクロン株の特徴などが少しずつ見えてきて、政府として待機期間の短縮や、濃厚接触者の考え方が整理されてきた中、われわれに対する措置も変わってきたと理解している。非常に難しい状況の中で、考えていただき感謝している」と述べた。

 W杯最終予選に臨む日本代表メンバーは今月22日に発表される。

(取材・文 竹内達也)
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