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川崎Fの14番を継承した脇坂泰斗、憲剛氏からの言葉を明かす

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川崎Fでは背番号が14に変更となったMF脇坂泰斗

 川崎フロンターレの14番として飛躍の一年にする決意でいる。昨年3月以来の日本代表復帰を果たしたMF脇坂泰斗(川崎F)。今月15日に行われた川崎Fの新体制発表会見では背番号が8から14に変更されることが発表された。

 昨季は空き番号だったが、2020年に現役を引退した中村憲剛氏が付けてきた背番号14を引き継ぎ、「14番を付けることでプレッシャーも大きいと思うけど、それをはねのけることで大きく成長すると思っている」と覚悟を口にした。

「やらなきゃいけないという気持ちもあるし、プレッシャーもあるし、ここで成長したいという気持ちもある。注目してもらう分、ハードルも上がる。そこで自分に何ができるか。見てもらいたいという強い気持ちでいる」

 14番を継承したことに関しては憲剛氏からも直接、言葉をかけられた。「たくさんの言葉をいただいたけど、『(脇坂)泰斗となりの14番を作り上げてくれ』ということを一番言われた。そこは一番大事にしないといけないと自分でも思っている」。14番として3連覇を目指すシーズンはW杯イヤーでもある。

 約10か月ぶりの代表復帰は国内組のみの編成。W杯最終予選に向けては、今後海外組も合流する中で生き残っていく必要がある。「チャンスは少ないと思うので、少ないチャンスを生かせるように自分の良さを出すこともそうだし、味方の良さも早く知って引き出せるようにしたい」。そのためにも限られた練習の中でチームメイトのプレーをつぶさに観察している。

「トレーニングの中でただ見ないというか、この選手はどう動くんだろうとか、どういった動きが得意なんだろうというのは常に見ているつもりだし、それに僕は合わせられる選手だと思っている。チームがうまく回るようにいち早く選手の特徴を知っていくのが大事かなと思う」。そのうえで気になった部分があれば直接コミュニケーションを取って、お互いに要求し合っているという。

 ここまで2日間の練習で行われたミニゲームでは4-3-3のインサイドハーフ、4-2-3-1ではダブルボランチの一角でプレー。クロスからのシュート練習では右サイドからクロスを上げる役割も担った。「キックも武器の一つだと思っている」と話す脇坂は「日本相手に引いて守ってくるチームに対して、点で合わせればチャンスになる。オプションの一つとしては大事」と意欲的に取り組んでいる。

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