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吉田麻也不在のCB定位置奪取へ「このチャンスをモノにしたい」谷口彰悟が強い意欲

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日本代表DF谷口彰悟(川崎F)

  日本代表DF谷口彰悟(川崎F)が20日、トレーニングキャンプ4日目のオンライン取材に応じ、センターバックの定位置奪取へ強い決意をにじませた。

 今月末にはカタールW杯アジア最終予選が再開するが、DF吉田麻也(サンプドリア)が自チームで負傷。27日の中国戦、2月1日のサウジアラビア戦はキャプテンを欠く事態となった。吉田とDF冨安健洋(アーセナル)の2センターバックは不動の存在だっただけに、谷口は「このチャンスをモノにしたい」と定位置奪取へ意欲を燃やした。

「その座を狙っているし、そのためには一回一回の練習、ワンプレーワンプレーが勝負になる。そういった気持ちで今回の合宿にも臨んでいる。自分もできるところを普段から見せていかないとピッチには立てない。個人、周りとの連携を含めて上げていきたいという意気込みで今は臨んでいる」。谷口は11月シリーズにも選出されたが、不出場に終わっていた。

「いつチャンスがきてもいいような準備はこれまでもやってきた。今回、ひとつチャンスではあるなともちろん感じています。結果としてチームが勝たないといけないし、後ろとしてもきちんとしたパフォーマンスを発揮しないと次はない。このチャンスをモノにしたい。自分もできることをアピールしたいし、結果として証明していきたい思いはある」

 W杯を意識するからこそ、まずは目の前の中国戦、サウジアラビア戦でのアピールを誓う。

「目の前の試合、今回は代表チームとして連勝することしか考えていないし、もし自分がチャンスをもらえたら自分の持てる力をすべて出し切りたい。W杯という大きな目標に向かって動いているので、そこに立つというところで考えると先ばかりを見ているのではなく、目の前の試合を戦っていかないと見えてこない。常にいい準備をするところは変わらずやっていきたい」

 川崎Fでは3連覇を目指す今季、3年連続でキャプテンに就任した。「それぞれがそれぞれの場所で出来ることを100%やって力をつけて、集まった時にチームとして大きなパワーでできるように、今置かれた場所で頑張っていこう」とチームに伝えた谷口。今回、川崎FからはDF山根視来、MF脇坂泰斗も招集されている。「必ずこの期間も成長できる。代表で常に100パーセントでやって、帰ったときに僕やミキやヤスが代表で意識高く揉まれてきたことを周りに伝えられることができれば」と意義を説いた。

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