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大迫との1トップ対決も…FW上田綺世「そこの精度が自分にはまだ足りない」

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日本代表のFW上田綺世(鹿島)

 日本代表のFW上田綺世(鹿島)が20日、トレーニングキャンプ4日目のオンライン取材に対応した。前日19日のミニゲームではサブ組とみられるチームでプレー。A代表常連組が多くを占める相手に終始圧倒されていたが、「強度も高いし、いい刺激をもらっている」と充実感をのぞかせた。

 国内組で行われている今回のトレーニングキャンプは17日に始動し、すでに折り返し。トレーニングパートナー3人を含めた22人の選手たちは3日間連続でミニゲームを行うなど、シーズンオフ明けにもかかわらず高い強度での調整が続いている。

 上田はシュート練習で強烈なキックを何本も突き刺すなど、A代表のステージでもストライカーとしての確かな持ち味を発揮している。だが、ゲーム形式のメニューではポストプレーやビルドアップで苦しむ場面も見られた。

 一方、ミニゲームの対戦相手では同じ1トップでプレーしていたFW大迫勇也(神戸)が絶大な存在感を発揮。かつて同じ鹿島で育った先輩を見据えた上田は「ポストプレーの質やボールの引き出し方が抜けている。そこの精度が自分にはまだまだ足りない」と自らの現状を分析した。

 それでも上田に焦る様子はない。「自分の武器を前面に出していけたら」と自身に矢印を向けつつ、「代表活動では戦術を練っていくのは難しい。シンプルに強度や個のステータスでカバーしていくのも大事。特長を合わせていくことが大事」と代表チームで取り組むことにフォーカス。「常にトライしていこうと思っている」と前を向いた。

(取材・文 竹内達也)
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