beacon

MF猶本光が技ありFK弾!「胸が熱くなった」足掛け9年なでしこジャパン初ゴール

このエントリーをはてなブックマークに追加

[1.21 女子アジア杯C組 日本 5-0 ミャンマー]

 2014年の日本女子代表(なでしこジャパン)デビューから足掛け9年。MF猶本光が嬉しい初ゴールを決めた。「20歳の時に初めて試合に出てから長くかかってしまったけど、新しいなでしこジャパンの公式戦の初戦で、チームの助けとなるゴールが決められて嬉しいです」。なでしこ屈指の人気を誇るヒロインガールは笑顔を弾けさせた。

 急きょ巡ってきた出番だった。なでしこジャパンは前半終了間際にMF林穂之香が負傷。猶本が前半39分から緊急出場した。しかしそこは“なでしこジャパン9年目”。「途中から流れに乗ることは特にドイツにいるときに学んだ。特にどうしようというのはなかった」と豊富な経験値でカバーしてみせる。

 すると2点をリードして迎えた後半7分、ゴール前左で獲得したFKを右足で蹴ると、クロスバーを叩いたシュートがそのまま入り、効果的な追加点を決めた。

 キッカーは決まっていなかったが、蹴る直前にはMF長谷川唯から「蹴る?」と“アシスト”があったという。「蹴らせて、と言って蹴りました。ピンポイントで狙い過ぎずに枠に飛ばせば行けるかなと思った。入って良かったです」。

「チームの勝利の助けとなる一点を取れたことが嬉しい。チームメイトも喜んでくれて、胸が熱くなりました。自分の想いとしてはなでしこジャパンを強くして、アジアカップを優勝したいと思っていて、その助けになりたいと思ってずっとやっています」

 白星発進を決めたなでしこジャパンの次なる試合は、中2日で迎えるベトナム戦。この日のミャンマー同様、ボールを支配してゲームを進めることになると予想される。猶本も「ベトナム戦も予想としては押し込む展開になる」と話すと、「リスクマネジメントしながら、チャンスはたくさん作れているので、それを得点に繋げられればと思います」と気を引き締めた。

●女子アジアカップ2022特集ページ

TOP