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吉田麻也の不在で代役キャプテンは…森保監督「候補になる選手はたくさんいる」

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昨年6月の活動でキャプテンを担った3選手

 日本サッカー協会(JFA)は22日、カタールW杯アジア最終予選2試合に臨む日本代表メンバー23人を発表した。今回は主将を担ってきたDF吉田麻也(サンプドリア)が右ハムストリングの負傷により不参加。代役キャプテンが指名されることが考えられる中、森保一監督は「活動が始まってから決めたい」と語った。

 吉田は森保ジャパンの発足後、MF長谷部誠(フランクフルト)の跡を継いで主将に就任。これまでチームの大黒柱として統率力を発揮してきたほか、時には選手の意向を森保監督に伝えたり、国際試合の公式会見では海外メディアの質問に対して英語で質疑に応答したりなど、さまざまな形でキャプテンシーを発揮してきた。

 森保監督は「これまで吉田がキャプテンとしてチームをまとめてくれて、われわれスタッフと選手の架け橋になってくれて、チームとメディアの皆さん、チームとサポーターの皆さんの関係でも非常に良い働きをしてくれた」と吉田の貢献を評価。その一方で「ただ彼だけがチームのために行動していたのではなく、選手一人がチームのためにいい言動をしてくれたからこそいい活動ができている」と語った。

 東京五輪招集の影響で吉田が不在だった昨年6月の活動ではDF長友佑都(FC東京)、FW大迫勇也(神戸)、MF原口元気(ウニオンベルリン)がゲームキャプテンを担当しており、「候補になる選手はたくさんいる」と森保監督。どの選手を抜擢するかについては「キャプテンとしてチームをまとめる存在は大切だが、一人一人がチームが勝つために何ができるかを責任を持って、中国戦、サウジアラビア戦に挑もうと確認してキャプテンを決めたい」と方針を語った。

(取材・文 竹内達也)
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