beacon

ピッチに立つだけでなく…日本代表MF田中碧が求めるのは「ボランチとして一番の結果」

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表MF田中碧

 試合に出続けるためには勝ち続けるしかない。サッカー選手である以上、それは自覚している。日本代表MF田中碧は27日の中国戦、2月1日のサウジアラビア戦でもチームに勝利をもたらそうと準備を続けていく。

 昨夏、川崎Fからデュッセルドルフに新天地を求めた。移籍直後は出場機会をつかめなかったものの、第5節シャルケ戦から5試合連続で先発出場。しかし、その後はスターティングメンバ―に名を連ねることもあれば、ベンチスタートの試合もあり、直近の21日第20節ニュルンベルク戦も先発を外れた。

「自分の力がもっと圧倒的なら試合に出られる。チームが負ければメンバーが変わるのは当たり前」

 そう語ったように、ニュルンベルク戦直前の18節ザントハウゼン戦(●0-1)、第19節ブレーメン戦(●0-3)では2連敗を喫していた。だからこそ、試合に出続けるために、「自分が出た試合で勝ち続けないと」と勝利することの重要性を強調する。

「自分一人で勝てるものではないけど、自分が出ているときに勝つのは最低限の結果だし、ボランチとしては一番の結果。そこをもっともっと求めていかないといけない」

 10月のカタールW杯アジア最終予選オーストラリア戦でW杯予選デビューを飾ると、A代表初ゴールとなる先制点を叩き込むだけでなく、ピッチ上で躍動して苦しむチームを勝利へと導いた。アピールを成功させると、続くベトナム戦、オマーン戦でも先発出場してチームの勝利、3連勝に貢献。

 ピッチに立つだけでなく、勝利という結果をもたらしていることで、日本代表での立場を確立しつつある。今後もピッチに立ち、チームの勝利に貢献し続けるためにも、中国戦とサウジアラビア戦でも“勝ち点3”を得て、チーム内での存在感をより高めたいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)
●カタールW杯アジア最終予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧

TOP