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なでしこジャパンはグループ首位でアジア杯準々決勝へ! 植木の“電光石火”弾で先制も宿敵・韓国とドロー

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なでしこジャパンはグループ首位で準々決勝進出

[1.27 女子アジア杯C組 日本 1-1 韓国]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は27日、女子アジア杯グループC第3戦で韓国女子代表と対戦し、1-1で引き分けた。この試合の結果、日本は首位でグループステージを突破。30日に行われる準々決勝でグループAまたはBの3位と対戦する。

 ここまで、新型コロナウイルスによる隔離でチームを離脱していたFW岩渕真奈が今大会初のベンチ入り。池田太監督は第1戦ミャンマー戦の先発メンバーをベースに、4-2-3-1のシステムで韓国戦に臨んだ。

 ゴールマウスにはGK山下杏也加(I神戸)が立ち、最終ラインは左からDF三宅史織(I神戸)、DF南萌華(浦和)、DF熊谷紗希(バイエルン)、DF清水梨紗(東京NB)。ボランチはMF長野風花(マイ仙台)とMF猶本光(浦和)が組み、2列目は左からMF宮澤ひなた(マイ仙台)、MF長谷川唯(ウエストハム)、MF成宮唯(I神戸)の3枚。1トップにFW植木理子(東京NB)入った。

 日本ボールのキックオフで試合が始まると、立ち上がりにスコアが動いた。前半1分、左サイドバックに入った三宅がハーフライン付近から前線にボールを放り込むと、1トップの植木が胸トラップでマイボールに。相手DFを1枚交わし、GKキム・ジョンミとの一対一を冷静に決めて幸先良く先制に成功した。

 そこから韓国ペースで試合が進み、立て続けに攻め込まれるも、GK山下を中心にゴールを死守。徐々に日本がボールを握り始めると、前半14分には、長谷川がゴール前で受けて右足で狙った。

 前半26分には、右サイドからのコーナーキックを熊谷がヘディングで逸らしたところに長谷川がスライディングで詰めたが、相手GKが足でブロック。追加点とはならない。

 前半31分には、長谷川が右サイドから“シュータリング”。相手GKがこぼしたセカンドボールを植木、宮澤と詰めたが、ゴールネットを揺らすには至らなかった。

 日本の1点リードのまま試合が進むと、前半終了間際の45分には、右サイドを成宮が仕掛けて右足を振り抜きシュート。相手GKが弾いたこぼれ球に長谷川が素早く反応したが、枠を捉えることができない。

 前半、約7割のボール支配率を記録した日本。1-0で前半を折り返すと、後半開始からも主導権を握った。後半11分には、GK山下のロングキックを宮澤が完璧なコントロール。駆け上がってきた長谷川がボールを受けて、右足を振り抜いたが、シュートは相手GKの正面に行き、ゴールとはならなかった。

 さらに後半15分、左サイドから猶本がコーナーキックを蹴り込むと、ニアサイドで植木が頭で逸らして、ゴール前の混戦から南がシュート。ボールは大きく枠を外れたが、立て続けに韓国ゴールを脅かす。

 後半17分には、この試合通じて両国初の選手交代。日本は、先制点を決めた植木を下げて、FW田中美南をピッチへ送り込んだ。後半中盤にかけて徐々に韓国に攻め込まれる展開。相手にセットプレーを先に触られる回数が増えるが、なんとかゴールを守り抜く。

 後半35分には、右サイドを清水、長谷川、成宮で崩し、ゴール前へ。最後は長野がミドルレンジから狙ったが、シュートはゴール左に外れていった。直後に池田監督は猶本に代えて、MF隅田凜を投入した。

 すると後半40分、韓国にゴールネットを揺らされる。右サイドでコーナーキックを与えると、DFキム・ヒェリが蹴り込んだボールにGK山下が飛び出すが触れない。そこからゴール前が混戦となると、最後はFWソ・ジヨンに押し込まれて同点とされた。

 池田監督は後半アディショナルタイム2分に成宮を下げて、DF高橋はなを送り込み守備を固める。試合は1-1のままタイムアップ。日本はグループC組首位での準々決勝進出を決めた。

●[女子アジア杯]なでしこvs韓国女子 スコア速報

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