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ジェコが明かす「インテル加入は運命。ルカクの功績を考えるようなら移籍などしない」

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 インテルに所属するボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコが、イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』のインタビューに応じて現在の心境などを語った。

 ジェコは昨夏、ローマからインテルへ移籍。昨シーズンのセリエA優勝の立役者の1人であるFWロメル・ルカクの後釜という難しい役割に挑んだ。だがこれまで公式戦29試合で12ゴールをマークするなどして、シモーネ・インザーギのチームに大きく貢献。周囲の期待を上回るような結果を出してきた。

「移籍先で自分が来る前にいた選手の功績を考え始めてしまうようなら、どこにも移籍しない方がいい。そんなことを一瞬でも考えていたらここに来ていなかった。僕は自分に何ができるか分かっていたから、今シーズンの自分のパフォーマンスには驚いていない」

 ジェコは過去、アントニオ・コンテ指揮下においてもインテル移籍が間近に迫ったこともあった。

「コンテはチェルシーにいた時から僕を欲しがっていた。だがイギリス復帰に確信を持てなかった。それからコンテはインテルへやって来た時も再び僕を獲得しようとしていた。移籍の実現は今になったが、いずれここへやって来る運命だったのだろう。ラツィオで実力を示した新指揮官が率いる強豪チームでプレーし、すでにスーペルコッパのタイトルも獲得した。僕がインテルへやって来たのは、より大きな優勝のチャンスがあるからなんだ」

 22日のヴェネツィア戦までは、1か月以上にわたってゴールから遠ざかっていたジェコ。しかしその間、チームとしての結果をつかめたことに満足している。

「僕がゴールを決めていなかった期間、ほとんどの試合で勝利を収めることができた。満足せざるを得ないよ。もし僕がゴールをほとんど決めておらずにチームが4位だったら、自分自身にいろいろ問いかけたはずだ。だが、僕らは首位を走っているのだから問いかける必要もない」

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