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残り2分、2分、5分からの出場…原口元気、悔しさ募らせるも「自分の力が必要になるときがくると信じている」

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日本代表MF原口元気

 最終予選での出場機会は限られている。しかし、その視線は前に向けられている。日本代表MF原口元気は「必ず自分の力が必要になるときがくると信じて」コンディション調整に励んでいる。

 カタールW杯アジア最終予選初戦となった21年9月のオマーン戦ではスターティングメンバ―に名を連ねた。しかし、ハーフタイムに交代を命じられると、続く中国戦で先発を外れ、その後はベンチスタートに。特にここ3試合は後半43分(第5節ベトナム戦)、同43分(第6節オマーン戦)、同40分(第7節中国戦)と試合終盤からの出場が続いており、本人も悔しさを募らせている。

「ピッチに立てないのは悔しい。ピッチに立って貢献したいのが一番なので、オフ・ザ・ピッチで何かしたいというのは正直、選手として違うと思う。僕はピッチに立ち、立っている時間にチームを助けたい。それができていない現状がすごく悔しいけど、必ず自分の力が必要になるときがくると信じている」

 2日後の2月1日には首位サウジアラビアをホームに迎える。21年10月に敵地で対戦した際には0-1で敗れたものの、その敗戦以降、チームは4連勝。3試合連続シャットアウトと結果を残している。チームの出来には手応えをつかんでいるようで、「段々チームとして方向性や戦う姿勢、すべてにおいてあの時(前回対戦時)よりも良くなっているので、それを表現するだけ」と話した。

 サウジアラビア戦ではベンチスタートかもしれないし、スターティングメンバ―に名を連ねるかもしれない。だが、「それは分からない」ことだ。だからこそ、自身がやるべきことは「ただ信じてポジティブにやっていくだけ」と力を込めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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