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鹿島の新10番荒木遼太郎、“監督不在”も6年ぶり開幕白星へ「今年こそ勝っていい流れを」

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鹿島アントラーズMF荒木遼太郎

 鹿島アントラーズMF荒木遼太郎が15日、J1開幕節のガンバ大阪戦に向けた公式記者会見に出席した。13日のいばらきサッカーフェスティバルではJ2水戸に0-1で敗れ、新指揮官不在の中で不安の残る船出。それでも荒木は「思うような結果は出なかったけど、開幕までに修正してやっていきたい」と意気込みを語った。

 荒木はプロ2年目の昨季、10代選手では城彰二氏以来27年ぶりとなる二桁ゴールを記録し、ベストヤングプレーヤー賞を受賞。シーズンオフには日本代表の国内組合宿にも招集され、パリ五輪世代のトップランナーとしてA代表活動を経験した。また今季からは20歳にして鹿島の背番号10を拝命。いまJリーグで最も注目を浴びる若手選手となっている。

 そうした中、さらなる活躍が求められる新シーズン。ところがチームは現在、レネ・ヴァイラー新監督が日本政府の入国制限措置でいまだ合流できておらず、プロ監督経験なしの岩政大樹コーチが指揮しているスクランブル状態。キャンプでは着実な積み上げができたようだが、初の公開対外試合となった水戸戦に敗れたことで、シーズン開幕を前にサポーターの間には不安も広がっている。

 しかし荒木は「岩政さんのもとでサッカーをやっていて、特別難しいとは思わなかった」と信頼を強調。「去年とは結構変わったという印象を受けていて、しっかりビルドアップをして相手のゴールに迫っていくというサッカー。自分たちをそれをチームとしてやっていきたい」と新たなスタイルへのモチベーションをのぞかせる。

 鹿島は2017年以降、開幕戦で白星から遠ざかっている(1分4敗)が、だからこそ19日のG大阪戦は生まれ変わったチームの姿を見せる絶好のチャンス。荒木は「ここ最近は開幕戦で負けが続いて、開幕からいい形で乗り込めていないので、今年こそ全力で戦って勝って、いい流れを掴めるようにやっていきたい」と6年ぶりの開幕白星に向けて力を込めた。

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