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18歳松木玖生が鮮烈デビュー!! プロの強度でも攻守にインパクト「球際やフィジカルは負けていなかった」

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川崎Fと渡り合ったMF松木玖生

[2.18 J1第1節 川崎F 1-0 FC東京 等々力]

 高校卒業を間近に控える18歳が特大のインパクトを残した。FC東京ルーキーMF松木玖生が鮮烈なプロデビュー。「球際やフィジカルは負けていなかった。ここは上回れるところかなと思う」。青森山田高で“3冠”の立役者となった持ち味を発揮し、プロの強度でも存在感を放った。

 選手権制覇を達成し、沖縄キャンプに合流したのは1月20日。約1か月で開幕スタメンを勝ち取り、4インサイドハーフでプレー。アグレッシブに球際で戦い、MFチャナティップに競り勝つなど、プロの舞台でも当たり負けない体の強さを示した。鍛え上げたフィジカル、球際、運動量は超高校級の武器だった。それだけに、プロ入り後、多くの若手選手が課題とする強度をクリアし、互角に渡り歩いた。

 ゴールを強襲した“初シュート”は前半28分だ。PA手前から左足を振り抜き、強烈なミドルシュート。これはGKに防がれたが、枠を捉えた惜しいチャンスだった。「開幕戦で点を取りたかった。決め切るか決め切らないかで勝敗が分かれてくるので、練習からしっかりやっていきたい」と表情を引き締めた。

 周囲との連携も光り、次々と決定機に絡んだ。MF永井謙佑とのワンツーでチャンスを演出すれば、体を張ったポストプレーからラストパスを届け、FWディエゴ・オリヴェイラの決定的なシュートを導いた。

 堂々のFC東京デビューを飾った松木は後半27分にベンチへと下がると、サポーターから盛大な拍手を送られた。

「緊張はなかったですが、最初にボールが足につかなかったのは予想外だった。次は慣れてくると思う」

「もう少し周りを見るところだったり、最後の質はまだまだ。リーグを通して成長していきたい」。実力を証明した開幕戦。力強く、一歩を踏み出した。

(取材・文 佐藤亜希子)
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