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右足弾! ヘディング弾! 左足弾! ハットトリック達成! 全部オウンゴールだった…

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うなだれるDFメイケイラ・ムーア

 シービリーブスカップは20日にグループリーグ第2節を行い、アメリカ女子代表がニュージーランド女子代表に5-0で勝利。最初の3点はすべてニュージーランド代表DFメイケイラ・ムーアのオウンゴールになる悲劇が起きた。

 25歳のリバプールDFにとって、忘れられない一戦となった。第一の悲劇は前半5分。ムーアはアメリカのサイドからのクロスに対応し、右足を伸ばす。しかし、当たりそこなったボールはそのままゴールに入り、先制ゴールを献上してしまう。

 第二の悲劇はすぐやってくる。前半6分、アメリカの鋭いアーリークロスからのヘディングシュートは、ムーアの頭に直撃。ボールは再び自陣のゴールに吸い込まれた。呆然と立ち尽くすムーア。にっこり笑うアメリカ。しかし、二度あることは三度あった。

 最後の悲劇は前半36分。再びアメリカにPAの深い位置に進入を許すと、グラウンダーのクロスを上げられる。ニアサイドにはムーア。しかし、低弾道のクロスに対応できず、今度は左足に当たり、ゴールに流し込んでしまった。

 奇しくも右足、頭、左足でオウンゴールのハットトリックを達成したムーア。直後には顔を上げることができなくなってしまった。指揮官もムーアの心情を察してか、前半40分に途中交代させている。ニュージーランドは後半にも2失点を喫し、アメリカに0-5で大敗した。

 川澄奈穂美や横山久美も所属するゴッサムFCのスコット・パーキンソン監督は、自身のツイッターでムーアを擁護。「ムーアは立ち直る。相手はPA内にあらゆるボールを送り込んでくる地球上で最高峰のチームだった。彼女を叩くキーボード戦士たちは、ママのいる部屋に戻ってなさい。彼女は99.9%の人たちが夢見るすごいことやっている。すごい選手なんだ」と語っている。

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