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ルヴァン杯連覇目指す名古屋の初戦は清水とスコアレス…ルーキー甲田英將が光るプレーも

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[2.23 ルヴァン杯グループB 名古屋0-0清水 豊田ス]

 名古屋グランパスのホームで行った清水エスパルスとのルヴァンカップ第1節は、0-0の引き分けに終わった。3月2日の第2節で名古屋は敵地で広島、清水はホームで徳島と対戦する。

 リーグ戦の開幕から中3日で迎えるルヴァン杯開幕節。王者・名古屋は先発8人を変更。DF藤井陽也やFW阿部浩之といったメンバーが久々にスタメンに並んだ。対するアウェーの清水も先発8人を変更。MF成岡輝瑠やMF高橋大悟といったJ2武者修行から復帰したメンバーが先発した。

 序盤は名古屋がゲームを支配した。前半26分にはMFレオ・シルバが左サイドにロングパスを出し、FW齋藤学が折り返す。しかしFW柿谷曜一朗がダイレクトで合わせた右足シュートが枠上に外れるなど、チャンスを生かしきれない。

 すると清水にも徐々にリズムが生まれ出す。前半35分のCKの流れから成岡が狙ったミドルでチームファーストシュートが生まれると、同39分にはカウンターからFWベンジャミン・コロリが決定機を迎えたが、GK武田洋平に防がれた。

 後半に入り両チームが積極的な交代策でゲームを動かしにかかる。清水がハーフタイムにDF立田悠悟、後半14分にJ1開幕戦で得点したMF鈴木唯人を出場させる。一方の名古屋も後半10分に2枚替え。金崎とFW阿部浩之を下げて、FW相馬勇紀とFW酒井宣福をピッチに送り込んだ。

 さらに名古屋は後半28分に藤井に代えてDFチアゴ、MF長澤和輝に代えてMF稲垣祥と、リーグ開幕戦に近いメンバーにして勝負を仕掛ける。対する清水もMF滝裕太に代えてMF神谷優太、高橋に代えてMF栗原イブラヒムジュニアを送り込み、得点を狙いに行く。

 後半32分には清水が神谷のシュートでゴールを犯すが、武田の好セーブに防がれる。逆に名古屋も同36分に相馬のクロスから稲垣がゴール前に詰めるが、GK大久保択生のビッグセーブに阻まれた。

 名古屋は後半38分から最後の交代カードとしてトップ昇格したルーキーMF甲田英將を投入。後半40分過ぎには相馬が栗原のタックルを受けた際に後頭部から地面に叩きつけられる。担架でピッチを離れたため、DF成瀬竣平が特別ルールにより出場した。

 後半アディショナルタイムに入ると、名古屋は独特なリズムを持つ甲田の突破から複数回チャンスを迎えるが、得点は生まれず。名古屋の連覇を目指すルヴァンカップ初戦は清水とのスコアレスドローとなった。

●ルヴァン杯2022特設ページ

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