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3年ぶり開催!! “サッカー王国”静岡の白熱ダービーはMF中山克広弾で接戦制した清水に軍配、磐田は退場者2人で力尽く

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白熱の静岡ダービー

[2.26 J1第2節 磐田 1-2 清水 エコパ]

 J1リーグは26日、第2節を行った。ジュビロ磐田のホームで行われた清水エスパルスとの“静岡ダービー”は、2-1で勝利した清水に軍配。清水は22年初白星を飾り、磐田の今季初勝利は次戦以降にお預けとなった。

 かねてより“サッカー王国”と称される静岡県に本拠地を置く2チーム。昨季磐田がJ2優勝を果たし、清水もJ1残留を決めたことで2019シーズン以来3年ぶりのダービー戦開催が実現した。この一戦に磐田は前節からスタメンを1枚変更し、昨季まで清水に在籍したMF金子翔太をシャドーの位置で起用。一方の清水も先発メンバーを1枚変えて、FWベンジャミン・コロリが2トップの一角に入った。

 試合は前半3分に磐田がオープニングシュート。右サイドでボールを受けたMF鈴木雄斗がカットインでペナルティーエリア内に侵入し、左足を振り抜く。対する清水も前半5分にこぼれ球に反応したMF神谷優太が右足で狙うと、同5分にはその神谷が左足でシュートを放つなど立て続けに磐田ゴールに迫る。

 試合開始から一進一退の攻防となったダービー戦は、アウェーの清水が先にスコアを動かした。前半9分、自陣左サイドからボールを持ち上がった神谷がハーフライン手前でスルーパスを送ると、これに抜け出したFW鈴木唯人がそのままゴールへ独走。GKとの一対一を冷静に沈めて先制点を奪った。

 先制に成功した清水は前半18分、ハーフライン付近でルーズボールを拾ったMF白崎凌兵がドリブルで持ち運び、ミドルレンジから右足を振り抜いた。枠を捉えた強烈なシュートは磐田のGK三浦龍輝が弾き出し、ゴールを死守する。

 すると、磐田が試合を振り出しに戻す。前半23分、最終ラインのDF大井健太郎がピッチ中央から前線にロングボールを蹴り込むと、ペナルティーエリア内でワンバウンドしたボールに鈴木がスライディングで合わせる芸術弾。シュートはGK権田修一の頭上を越しゴールへと吸い込まれていった。

 同点とした磐田は前半38分にMF遠藤保仁が遠めから右足で狙うが、ここは権田が難なくキャッチ。1-1で前半を折り返した。

 清水は後半5分、右サイドでボールを受けたMF竹内涼がマイナス気味にクロスを入れると、逆サイドから走り込んだDF片山瑛一がミドルシュート。しかし、ボールはわずかにゴールの上を通り、得点とはならない。清水の平岡宏章監督はこのタイミングでコロリとMF山原怜音に代えてMF中山克広とMF滝裕太をピッチに送り込んだ。

 後半8分には磐田の伊藤彰監督も交代カードを切った。シャドーの位置でプレーしていたMF大森晃太郎を下げてFW大津祐樹を投入。攻撃の活性化を図る。

 互いに2点目を狙いに動きを見せると、清水がその思惑を形に変える。後半22分、ハーフライン付近で神谷、鈴木のワン・ツーで攻撃のリズムを作ると、神谷が左サイドを駆け上がってきた中山にボールを預ける。すると、中山がカットインから右足を振り抜いたシュートがゴール右のサイドネットに突き刺さった。中山の起用に応える活躍で清水が再びリードを奪った。

 ホームで負けられない磐田は、金子とFW杉本健勇を下げてFWファビアン・ゴンザレスとFWジャーメイン良を入れて反撃を試みるが、後半29分にDF山本義道がこの試合2枚目のイエローカードで退場処分に。さらに、同33分に途中出場のゴンザレスが清水のDF鈴木義宜に対するタックルで一発レッド。磐田は2人少ない状況となった。

 その後も白熱の展開となった試合は、磐田の猛攻を凌ぎ切った清水が2-1で勝利。今季初勝利を手にした。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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