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柏の20歳ストライカーが今季初得点! 細谷真大は守備でも貢献度大

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21年9月12日以来のゴールとなった柏FW細谷真大

[2.27 J1第2節 柏3-1横浜FM 三協F柏]

 プロ3年目、2022シーズンから柏レイソルの19番を背負い主軸としても期待されるFW細谷真大が、ホーム開幕戦となる横浜FM戦で今季初ゴールを決めた。

 先制を許し、1点を追いかけていた前半24分、DF川口尚紀が自陣からの横浜FM最終ラインの背後にロングボールを送る。細谷がスプリントをかけるもボールは長く、横浜FMのGK高丘陽平が足で処理し、DFエドゥアルドにつないだが、エドゥアルドのパスは目の前にいたMFマテウス・サヴィオにわたってしまう。ペナルティーエリアすぐ外でマイボールにしたマテウス・サヴィオは、ドリブルでペナルティーエリアに進入すると、DF畠中槙之輔を引きつけてゴール前の細谷へとラストパスを送った。

「うまく相手のミスを誘うことができて、サヴィオが(相手を)うまく引きつけて僕のところに持ってきてくれたので。足に当たっちゃいまいましたけど、うまく流し込めたんじゃないかなと思います」と細谷は同点弾を回想した。

 1-1とした後に畠中が2度目の警告で退場となり、数的優位となった柏。後半15分には、横浜FMのゴールキックの場面で、GK高丘がすぐ近くのエドゥアルドにわたすと、細谷が猛然とプレッシャーをかけていく。エドゥアルドがGK高丘に戻すと、細谷はそのままGK高丘にプレッシャーをかけてキックをブロック。ゴール前にいたFWドウグラスは、枠に蹴り込むだけだった。

 得点のシーンに限らず、2トップの細谷とドウグラスが高い位置からプレッシャーをかけ続けたことで、柏は中盤で何度もボールを奪い攻撃に転じることができていた。

「スイッチになるのは監督からも要求されているところなので、そういった意味では今日はできていた。今日はうまくはまりましたけど、はまらなかったときは後ろの選手の声を聞きながら、うまく使い分けないといけないので、今後大切になってくるところかなと思います」

 後半アディショナルタイムには、MF岩田智輝の退場も誘った細谷。攻守で貢献度大、パリ五輪世代の20歳のストライカーは、頼もしそうに見えた。

(取材・文 奥山典幸)
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