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激闘を制したのはリバプール!! PK戦の末にチェルシー下し、10季ぶり9度目のカラバオ杯制覇

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リバプールがカラバオ杯を制した

[2.27 カラバオ杯決勝 チェルシー 0-0(PK10-11) リバプール]

 カラバオカップ決勝が27日に行われ、FW南野拓実が所属するリバプールチェルシーが対戦。前後半の90分を0-0で終えた試合は、延長戦でもゴールは生まれず。PK戦を11-10で制したリバプールが9度目の優勝を飾った。

 11-12シーズン以来、10季ぶり9度目の頂点を目指すリバプールと14-15シーズン以来、7季ぶり6度目の優勝を狙うチェルシーが顔を合わせた決勝戦。カラバオ杯で5試合4得点を記録する南野だったが、ベンチスタートとなり、最後まで出番は訪れなかった。

 前半6分、いきなり決定機を創出したのはチェルシー。左サイドから中央にドリブルで運んだMFカイ・ハバーツが右サイドへ展開。走り込んだMFセサル・アスピリクエタがダイレクトで送ったグラウンダーのクロスにFWクリスティアン・プリシッチがフリーで反応するも、至近距離から放ったシュートはGKクィービーン・ケレハーの好セーブに阻まれてしまった。

 その後、立ち上がりこそチェルシーがボールを保持して試合を進めたものの、徐々にリバプールがリズムを生み出していく。前半30分にはPA外からMFナビ・ケイタが強烈なミドルシュートを枠内に飛ばすもGKエドゥアール・メンディに弾き出され、こぼれ球に反応したFWサディオ・マネのシュートも驚異的な反応を見せたメンディにストップされてしまった。

 前半38分にはチェルシーがカウンターからゴールに迫る。MFマルコス・アロンソのサイドチェンジを受けたハバーツがスルーパス。PA内に侵入したプリシッチが右足で狙ったシュートはケレハーの守備範囲に。さらに同45分には再びカウンターからプリシッチ、ハバーツとつないだボールからPA内にフリーで走り込んだMFメイソン・マウントに決定機が訪れるが、右足ボレーで合わせたシュートはゴール右に外れた。

 0-0のまま後半を迎えると、同4分にチェルシーの決定機。プリシッチの巧みな浮き球のパスから最終ライン裏を突いたマウントがフリーでPA内へ。ケレハーとの1対1を迎え、右足から放ったシュートはケレハーの横を抜いたものの、ボールは右ポストを叩いてしまってネットを揺らすには至らなかった。

 後半19分にはリバプール。メンディのキックミスからカウンターを仕掛けると、マネのスルーパスからサラーが抜け出す。距離を詰めたメンディをあざ笑うかのようなチップキックでゴールを狙うが、カバーに入ったDFチアゴ・シウバにクリアされてしまう。さらに同22分、DFトレント・アレクサンダー・アーノルドが蹴り出したFKをマネが折り返し、DFジョエル・マティプがヘディングで押し込んだものの、VARが介入した結果、オフサイドの判定でゴールは取り消しとなった。

 ともに好機を生み出しながらもスコアが動かずに終盤を迎えると、アディショナルタイムにもDFフィルヒル・ファン・ダイク、FWロメル・ルカクらがゴールを脅かすシュートを放つ。しかし、好セーブを連発するメンディ、ケレハーの牙城を崩すことはできない。0-0のまま前後半の90分間の戦いを終えた。

 延長戦もスコアが動かずに試合が進むと、延長後半14分にチェルシーは、PK戦に向けてメンディに代えてGKケパ・アリサバラガを投入。そして、延長戦の30分でも得点は生まれず、勝敗の行方はPK戦に委ねられることになった。

 迎えたPK戦。ここでも激戦は続き、両チームともに5人全員が決め、その後も10人目まで全員が成功。先攻のリバプールが11人目も成功させたのに対し、後攻のチェルシーは11人目のケパが失敗し、リバプールがPK戦を11-10で制して優勝を飾った。

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