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J1開幕20試合で9人退場…原博実副理事長「次第に落ち着いていくと思う」

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 Jリーグの原博実副理事長が28日、理事会後のオンライン記者会見に出席し、開幕直後のJ1リーグで退場者が9人出ていることへの見解を示した。チーム事情やレフェリング基準に触れた上で「あまり心配していない。次第に落ち着いていくと思っている」と楽観視した。

 Jリーグでは今月27日までの間、J1合計20試合が開催。G大阪FWパトリック、神戸MF扇原貴宏、浦和FW明本考浩、磐田FWファビアン・ゴンザレス、横浜FM・DF岩田智輝が一発退場処分を下され、湘南DF大岩一貴、磐田DF山本義道、浦和MF岩尾憲、横浜FM・DF畠中槙之輔もイエローカード2枚でレッドカードを出された。

 原副理事長は記者会見の質疑応答で退場者が相次いでいることを問われ、「確かに2節終わった段階で退場になったのが9人というのは例年より多い」と述べ、開幕が例年より早かったチーム事情やレフェリング基準に言及。「今年の判定スタンダードは『激しく、フェアで、エキサイティングに』ということで選手生命を脅かすようなラフプレーは許さないということでやってきたので、ちょっとカードが多く出たり、VARの運用も含めて多く出ているのは事実。悪質なプレーがめちゃくちゃ増えているのではなく、シーズン最初でコロナでベストメンバーが組めなかったり、スタートが早く、キャンプでコンビネーションを合わせることが十分じゃないとかいろんな要素がある」と分析した。

 加えて「プレーがすごく汚くなってJリーグが変わっているというのはない」と強調。「レフェリーもシーズンが始まってレフェリーも基準を合わせるのにこなれていないのもある。試合をこなすにあたって適正に戻っていくと思うし、その基準に選手もアジャストしながら進んでいく。あまり心配していない。すごく増えているのはたしかだが、次第に落ち着いていくと思っている」と前向きな姿勢を示した。

 一方、富士フイルムスーパーカップでの判定ミスにより、主審のファウルに対する意識が強まっているのではないかという見解も。原副理事長は「富士フイルムスーパーカップで大島僚太のプレーが退場にすべきだったというのがあるが、もっとしっかりカードを出そうという意識が審判の中にインプットされているのもなくはないと思う」と推察していた。

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