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「プーチンより嘘が多い」「戦争を利用して再び…」欧州スーパーリーグ構想、新たな陰謀に批判の声

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 ラ・リーガ代表のハビエル・テバス会長は、欧州スーパーリーグ構想を再燃させたい勢力を「(ウラジーミル・)プーチンよりも嘘つきだ」と批判した。英『ミラー』が伝えている。

 欧州スーパーリーグ構想は昨年4月、プレミアリーグを中心に12のビッグクラブによって発表されたが、各方面から強い反発を受け、すぐに廃止された。レアル・マドリー、バルセロナ、ユベントス以外の9クラブが撤退していたが、3クラブはこの構想を再開しようとしている。

 欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長は、とりわけユベントスのアンドレア・アニェッリ会長を疑問視。「(ロシアの)戦争を利用してまたアイデアを計画しているという記事を読んだ」「このイタリア人は以前、ECA(欧州クラブ協会)の会長を務めていたが、スーパーリーグ案を押し通そうとしたため辞任している」などと厳しく批判した。

 一方、ラ・リーガ代表のハビエル・テバス会長氏はさらに一歩進み、関係者の嘘はロシアのプーチン大統領よりも多いと主張。「彼(アニェッリ)は説明しなければならない。説明しなければ、彼は嘘をついていることになる」と述べた。

「1週間前、彼の家だったと思うが、3チーム間でミーティングがあった。今、彼らは固定枠はいらないと言っているし、R・マドリーも1枠はいらないと言っている。それは嘘だ」

「イングランドのチームがこの大会に参加するのは非常に難しいので、彼らは2つのカテゴリーからなるヨーロッパリーグを作り、国内リーグはその2番目のカテゴリーにしようとしている。降格するのは2、3チームだろうが、ユベントス、バルセロナ、R・マドリーといった一部のチームは常、に一部リーグに存在することになる。彼らが降格するのは難しいだろう」

「彼らはUEFAやプレミアリーグを敵に回した。その成長は彼らのモデルと相容れない。私たちはこのことを知っている、情報を得たんだ。彼らは何とでも言えるが、これは彼らが取り組んでいる」

「正直なところ、プーチンよりも彼らの方が多く嘘をついていると思う」

「彼らは、これを導入しても国内リーグに影響はないと主張している。きっと私たちはバカでマヌケなのかもしれない。しかし私たちは皆、国内リーグに打撃を与えると考えている。私にとっては侮辱であり、屈辱的な気分だ。彼らは巨大な害を与えるだろう」

 アニェッリ氏はUEFAに対して訴訟を起こす一方で、早急にスーパーリーグの第2章を説明すると見られている。UEFA会長のチェフェリン氏は「彼らは自分たちのコンペティションを行うことができ、誰もそれを禁じてはいない。しかし、もし彼らが自分たちの大会でプレーするのであれば、我々の大会ではプレーできない」と述べた。

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