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互いに初勝利目指した福岡vs札幌はスコアレス決着! 両GKが奮闘…菅野はPKストップの大仕事、村上も好守連発

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[3.6 J1第3節 福岡 0-0 札幌 ベススタ]

 J1リーグは6日に各地で第3節を行った。アビスパ福岡北海道コンサドーレ札幌の試合は、スコアレスドロー。互いに今季リーグ戦初勝利は、次節以降にお預けとなった。

 J1開幕からここまで勝利のない両チーム。福岡の長谷部茂利監督は、前節の神戸戦(△0-0)から先発を4枚変更し、DF熊本雄太、MF湯澤聖人、MF山岸祐也、MF志知孝明をスターティングラインナップに並べた。対する札幌のペトロヴィッチ監督は広島戦(△1-1)からスタメンを1枚変更。左のウイングにMF菅大輝を起用した。

 札幌は前半5分、3バックの左に入ったDF福森晃斗がハーフライン付近から前線にフィード。福岡DFドウグラス・グローリがそのボールをクリアミスし、DFラインの背後に流れたところにMF小柏剛が素早く反応して左足を振り抜いた。しかし、このシュートはGK村上昌謙が身体を張ってゴールを死守する。

 その後互いに攻め手を欠くが、前半29分に山岸がペナルティーエリア内で札幌DF田中駿汰に倒されてPKを獲得。福岡に先制のチャンスが訪れる。だが、キッカーを務めたFWルキアンのシュートは札幌の守護神GK菅野孝憲に完全に読まれ、ネットを揺らすには至らなかった。

 先制の機会を逃すも、ここから攻勢を強めた福岡は、前半35分に左サイドからグローリがゴール前にクロスを入れると、混戦からルーズボールを拾った山岸がペナルティーエリア内右でフリーになっていた湯澤にパス。湯澤の右足を振り抜いたシュートは、菅野の脇を抜けるもゴールカバーに入った菅が間一髪でクリアした。

 攻め立てる福岡とそれを阻む札幌。それでも、ホームチームが先にゴールネットを揺らした。前半39分、左サイドでコーナーキックを得た福岡は、クルークスが蹴り込んだボールがニアサイドで混戦となると、それを拾った山岸が反転気味にゴール前へ。ルキアンのヘディング弾は一度は味方のDF宮大樹に当たったが、その跳ね返りを再びルキアンがボレーで詰めてネットに突き刺した。

 しかし、ゴール後に札幌の選手たちが荒木友輔主審に詰め寄り、ルキアンの1つ目のシュートが、宮の手に当たっていたと抗議した。すると、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。荒木主審はオンフィールドレビューを行ったうえで、ハンドの判定を下し、ノーゴールを告げた。

 札幌は前半アディショナルタイムにFW興梠慎三がゴール前でボールを受けるが、決めきることができず。スコアレスで前半が終了した。札幌は後半15分に3枚替え。MF駒井善成、興梠、DF宮澤裕樹を下げて、MF深井一希、MF青木亮太、DF柳貴博をピッチに送り込んだ。

 札幌は後半23分、右サイドでボールを受けた小柏が仕掛けからグラウンダーのクロス。ニアサイドに走り込んだ青木のシュートは惜しくもゴール右に外れた。

 札幌は後半24分に菅に替えてMF荒野拓馬を投入。攻撃の活性化を図る。一方の福岡も同26分に山岸、クルークスを下げて、FWフアンマ・デルガド、MF金森健志を投入し、先制点を狙いにいく。

 試合終盤にかけて互いにゴールに迫る場面が増えるも1点が遠い。福岡は後半37分にルヴァン杯GS第2節のFC東京戦でゴールを決めたFW田中達也が途中出場。湯澤がピッチを後にした。札幌も後半42分にMFルーカス・フェルナンデスに替えてルヴァン杯2得点中のFW中島大嘉を投入。攻撃にアクセントを加える。

 福岡は後半45分に左サイドを駆け上がったMF志知孝明のクロスにMF中村駿が合わせたが、ボールは大きく枠を外れてゴールとはならなかった。札幌は後半アディショナルタイムにゴールネットを揺らしたが、オフサイドでノーゴールの判定。試合は互いに譲らず、スコアレスでタイムアップを迎えた。

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データ提供:Opta
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