日本代表DF板倉滉が所属するシャルケが6日、ディミトリオス・グラモジス監督の解任を発表した。

　昨シーズン、シャルケはブンデスリーガ最下位に終わり31シーズンぶりに2部に降格。現在は12勝5分8敗で6位に位置し、自動昇格圏内の2位ザンクト・パウリとの勝ち点差は6に開いている状況だ。

　昨年3月からチームを率いていたグラモジス監督の解任について、シャルケのルーべン・シュレーダーSD(スポーツディレクター)が、クラブ公式サイトを通じて以下のように説明している。

「今シーズンも佳境を迎え、大きな決断を下す段階を迎えた。我々の目標であるブンデスリーガ昇格が、まだ十分に高い確率を持つとは思えなくなったからだ。そのため、シーズン最終盤ではチームに新たな推進力が必要だと考えている」

　加えて、ペーター・クネーベル競技部門取締役も今回の監督解任について言及。

「チームは今年に入ってから、成績の面でもパフォーマンスの面でも、必要な一貫性を欠いていた。上を目指すチームには、まさにこの一貫性が必要だ。我々は、チームの質に確かな自信を持っている」

「しかし、上位争いで成功するためには継続的な成長が必要であり、そのための対策はしているものの、成果が見えていない」

　現時点での後任は未定。同様にアシスタントコーチのスベン・ピーペンブロックとGKコーチのビル・コートも任を解いたことを発表している。

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